定価1,471円 (本体1,362円+税)
A4
96ページ
ISBN 978-4-89980-133-7
バスラマ 133号
2012825日発行)
●バス事業者訪問158 新潟交通
 新潟交通は新潟市・下越エリアおよび佐渡島に路線網を展開する新潟最大のバス事業者である。バスラマではかつて1994年に訪問(コピーサービスあり)した。その後同社は地域子会社の再編や鉄道線を廃止するなど事業に変化があり,さらに新潟のオムニバスタウン指定など外部環境もかつてと様変わりした。17年半ぶりに再訪した新潟交通の今をお伝えする。
 記事では新潟交通の現況をご紹介するとともに,車両アルバムとアーカイブス,定期観光バス乗車レポート,在籍車両一覧を掲載。
●いすゞエルガハイブリッド登場
 いすゞ自動車は8月9日,大型路線バス・エルガにハイブリッドのノンステップ車「エルガハイブリッド」を追加した。この車両は昨年のモーターショーに参考出品されたモデルの市販化で,ディーゼルエンジンと電気モーターを併用するパラレル方式を採用し,トランスミッションにAMTを採用する。新型車のシステムや開発コンセプト,各部の特徴などを速報する。
OPEN OR CLOSED
 客席からの広い眺めを楽しむオープンバス,外部情報をシャットアウトし隔離された占有空間を楽しむバス。一見すると対照的に見えるが,バスがもともと備えている魅力に注目したという点で同じコンセプトがある。日の丸自動車興業がスカイバスをベースに開発した,乗降自由の観光路線バス「スカイホップバス」と,都市間ツアーバスで知名度を高めたウィラー・トラベルによる募集型企画旅行「スターファイター」によるクローズドタイプのユニークな観光ツアーをご紹介。

●特集 改めてバスの安全を問うIV
本誌No.130からスタートした特集「改めてバスの安全を問う」では,様々なデータや利用者・事業者・現場の意見など,様々な観点から「バスの安全」について考えてきた。その中で4月29日に関越道で都市間ツアーバスの大事故が発生した。原因について様々な要因が指摘される中で,多くの命を預かるドライバーの重要性に注目が集まっている。今回は再び読者の意見をご紹介するとともに,国土交通省のバス行政に関わる担当者に,近年の取り組みについて取材した。
●東日本大震災とバスIV

岩手県沿岸部の人口集積地に路線網を展開していた岩手県交通は津波被害が大きく,震災の影響が大きな負担となっている。その中で観光を通じての復興を目指す動きが出ている。東日本大震災から約500日がj経過した現地のバスの姿を追った。
●新たなステージに立つ三菱ふそうのバス事業
三菱ふそうトラック・バスは今年4月,バスの企画から販売までを統括する「バス事業本部」をスタートさせた。三菱ふそうのバス事業本部トップに,新組織のねらいと概要,今後の事業展望などを取材した。
●東急テクノシステム-話題のバスを相次いで製作
本号に登場する「スカイホップバス」のガラスルーフ化や,POLAムービングサロンバスなどを手がけたのが,東急テクノシステムである。これまでも同社の中古バスの整備・販売やボデー修理・更生などをご紹介したが,最近は話題性のあるカスタマイズ車両の製作も数多く手がけているようだ。
●AT搭載のシティバスの実力を探る6 濃飛乗合自動車
濃飛乗合は岐阜県高山市に本社を置き,エリア内に山岳観光の拠点を擁する。このほど同社は三菱ふそうMPを,山岳地帯の特急路線バスに導入した。これまで連載で取り上げてきた純粋なシティバスとは車両仕様も使用環境も大きく異なる中で,果たして現場の評価はどうなのか。濃飛バスの現場を訪問した。

粒よりの最新レポート、連載ほか

●走るブティック POLAムービングサロンバス
●マジカル・テクニカのハイグレードシート「A380」
●バスのカタログ いすゞCJ/CL/CP系
●立川バスのリラックマバス増車/西武観光バスからレグルス登場/京王の新シート
 ヒュンダイ,FIFA女子サッカー支援/京成のLCCバス/JR気仙沼線がBRTとして再開
●電気バスの話題
●集合!西鉄グループの日野ポンチョ
●各地の新車から
●新車一覧(北海道中央バス/京浜急行バス)
●海外記事 香港:シティバス,路線バスに中国製バスを初導入
ほか