定価1,471円 (本体1,362円+税)
A4
100ページ
ISBN 978-4-89980-134-4
バスラマ 134号
20121025日発行)
●バス事業者訪問159 岩手県北自動車
 岩手県北自動車は同県北部の広いエリアに路線網を展開する事業者で,みちのりホールディングスの一員である。同社の沿岸部の路線は東日本大震災で大きな被害を受け,バスラマ連載「東日本大震災とバス」でも取材した。バスラマではかつて1993年に訪問(コピーサービスあり)しており,19年の間をおいて,みちのりホールディングスへの参加や震災とそこからの復興など,様変わりした岩手県北自動車の今をお伝えする。
 記事では岩手県北自動車の現況をご紹介するとともに,車両アルバムとアーカイブス,在籍車両一覧を掲載。

●安全性を強化!三菱ふそうエアロクィーン&エアロエースMM試乗
 三菱ふそうの大型観光バス,エアロクィーン/エアロエース/エアロエースMMが改良を受けて発売された。今回の改良は安全規制への適合が主課題となり,エンジンなど駆動系はキャリーオーバーしつつエコカー減税に適合した。改良では安全面に加え,エアコンの直結化や内装の一新,新たなシートの提案など様々な観点から商品力の向上が図られた。2012年モデルとなったエアロクィーンとエアロエース ショートタイプMMに試乗した。
お試しから増備へ 現代ユニバース
 2008年に日本で発売されたユニバースは,これまでに200台を大きく上回る台数が導入されている。“お試し”で購入した事業者が,実績を評価して増車するケースが増えてきた。ユニバースを増備した事業者の中から,九州産交バスに整備の実情を取材するとともに,中国バスとさくら交通のハイグレード都市間バス車両を取材した。

●最新ハイブリッドバス いすゞエルガハイブリッドの開発担当者に聞く
先号で速報した,いすゞの大型路線バス・エルガにハイブリッドシステムを搭載したノンステップ車「エルガハイブリッド」。今号では開発者にインタビューを行った。この車両はパラレル方式を採用し,いすゞのディーゼルエンジンにイートン製の電気モーターやAMTなどを組み合わせる。開発担当者に,新型ハイブリッド車の開発意図やコンポーネント選択の裏にある“秘話”をご紹介いただいた。
●IAAハノーバーショー会場の新型バス

2012年9月,ドイツ・ハノーバーでIAA商用車ショーが開催された。このショーはヨーロッパのメーカーはもとより,世界各国の車両や車体,コンポーネントメーカーが出展する世界でも最大級の商用車ショーである。ユーロ6規制施行を前に各メーカーからは魅力的な新型車が一斉に発表された。。
●レール跡を快走,BRT化を目指すJR気仙沼線
東日本大震災で巨大津波に襲われた沿岸部では,鉄道インフラも大ダメージを受けた。JR東日本では,気仙沼線の軌道敷をバス専用道路に置き換えてBRT化の第一歩を踏み出した。
●各地で「バスの日イベント」元気に開催
9月20日は「バスの日」。全国各地でこの日にちなんだイベントが開催され,中には20回を超える歴史を持つもの,万単位の参加者を集めるものなど,華やかなものとなっている。9月から10月にかけて開催された13のイベントを一挙掲載。
●AT搭載のシティバスの実力を探る7 東急バス
東京区部西側から神奈川東部の人口密集地をエリアとする東急バスに導入されたAT車を取材した,狭隘な駅前を路線域に持つ新羽営業所のドライバーにとって,果たしてAT車の評価はどうなのか。またAT車のみならず路線バスの構造を定める新ワンマンバス構造要件は,日々の運行にも影響しているという。現場を訪問した。

粒よりの最新レポート、連載ほか
 
●最新バス機器・用品ガイド
●ブリヂストン,タイヤの性能向上・コスト削減技術“トライセーバー”を開発
●旅博2012開催/ジェイ・バスがボンネットバスを復元/久慈市民バスを運行するヒカリ総合交通
●国土交通省による2011年度のノンステップバス普及状況/平成23年度乗合バス事業者の収支状況
  トヨタが燃料電池バスの外部電源供給システムを開発
●2012年夏,ロンドンバスの風景
●各地の新車から
●新車一覧(東急バス/京阪バスグループ)
●海外記事 香港:MTRのエンヴァイロ400,韓国:世宗市の新型BRTバス/大宇レスター/現代ブルーシティ
ほか