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バスラマ 141号 (2013年12月25日発行) |
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●バス事業者訪問169 丹後海陸交通 京都府北部の丹後半島一円の路線バスに加え,景勝地天橋立のケーブルカーや観光船など,丹後の陸と海の交通を一手に引き受けてきたのが丹後海陸交通である。地方路線バスの例に漏れず,深刻な利用者の減少に悩んできたが,地元京丹後市と協働で上限運賃を導入し,沿線需要をあらためて掴むことに成功した。その体験を自治体の枠を超えて丹後半島一円に展開し,地域のニーズを汲み取って輸送人員が増加に転じている。 地元に密着した事業展開を図る丹海バスの“いま”をご紹介するほか,車両アルバム,特徴ある路線の試乗記を掲載する。また在籍車両一覧も掲載。このほか関連記事として,丹海バスと二人三脚で上限運賃制度の導入に努め,地域交通をサポートする京丹後市にも取材した。 ●バスだから進化する!第22回バスワールドの会場から 世界最大のバスショーに出展されたバスは,自信に満ちていた。2年に1度,ベルギー・コルトライクで開催されるバスワールドは,ヨーロッパの地域ショーから,欧州域内に加え東欧や中東,中国などのメーカーも参加する世界をにらんだグローバルイベントとなっている。世界を舞台に競うメーカーが提案する魅力あふれるバスを豊富な写真でご紹介するとともに,注目を集める低公害車にも注目した。 ●バスの導入がメッスの街を変えた 人口10万人あまりのフランスの町メッスは,トラムのようにユニークな三車体連節バス・エクスキシティを導入した。バスを都市インフラとしてしっかり位置づけ,長期計画で交通体系を整えるメッスを訪問した。 |
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●日本のバス輸出はいま (3) 三菱ふそう 連載3回目は,2013年春に大型ノンステップバス・エアロスターのオーストラリアへの輸出を発表した三菱ふそうである。今回は完成車輸出について取材した。同社はこれまでご紹介した大型2社と異なり,小型バス・ローザをアジアや中東,オセアニア諸国など広く完成車輸出をしている。小型車に続いて大型車の輸出も開始した同社に,現況や販売戦略などを聞いた。 ●京成バス,“モービルアイ”を一括導入 京成バスはこのほど,後付け型の安全装置「モービルアイ」を,高速バス約40台に一括導入した。このシステムは前方車両との車間が狭まり追突の危険が生じたり,歩行者や自転車などが接近した場合に警告を発する装置である。モービルアイを詳解するとともに,運用の現場を訪れ,実際の作動状況を検証する。 ●東京モーターショーに登場したバス 11月23日から12月1日まで,東京ビッグサイトで第43回東京モーターショーが開催された。全部で426台出品された車両のうち,商用車は約50台で,このうちバスは6台が出展された。モーターショー出展車と展示の様子をご紹介する。 ●日本バス協会 中央技術委員会全国大会 全国のバス事業者の整備担当者や車両担当者などが会する中央技術委員会全国大会が開催された。ここでは様々な発明・考案の表彰や,業務報告が発表される。その中から九州産交整備が実施した乗務員車両研修についての事例を紹介する。 粒よりの最新レポート、連載ほか ●第17回バスラマ賞決定 ●相鉄バス&江ノ電バス 運転競技大会開催 ●各地のバスイベントから ●国内唯一!エレベータ付観光バス メイプル交通のエアロクィーン ●東京駅高速バスターミナルがリニューアルオープン/各地の復刻塗装車から ●新 バスドライバーのひとりごと4 ●いすゞ自動車の保存車両 ●バスのカタログ38 日野RL ●各地の新車から ●新車一覧(東武バスグループ) ●海外記事 香港:“新ルートマスター”NBfLが香港を訪問 韓国: 実用化に向け研究が進む電気バス ほか |
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