定価1,471円 (本体1,362円+税)
A4判 96ページ
ISBN 978-4-89980-145-0
バスラマ 145号
2014825日発行)
●バス事業者訪問174 小田急箱根高速バス
 新宿と御殿場・箱根を基幹とする高速バスと貸切バスを運行する小田急箱根高速バス。長年にわたり小田急電鉄の直営バス部門として、小田急線ではアクセスしづらい静岡県側からの“裏ルート”を担ってきた。2000年に分離独立した同社は、観光アクセス路線と地域住民の生活路線の二つの顔を持つ高速路線を主力に、バスならではのサービスを増強、人気アニメの活用などで話題性も加えて利用者の注目を浴びる。
 小田急グループの一翼として、観光地・箱根を支える同社の現在をご紹介する。また車両アルバムと在籍車両一覧を掲載する。
●バス事業者訪問175 伊丹市交通局
 大阪のベッドタウンとして人口約20万人を擁する伊丹市。市内にきめ細かい路線網を持つ伊丹市交通局を、No.58以来14年ぶりに訪問した。市域の鉄道網の補完として発展し、「バスでどこでも行ける街」として、高い評価を受ける伊丹市の住みやすさに貢献する。交通局は地域住民に支えられて利用を伸ばし、2011年には累積赤字を解消するに至った。
 経営改善を果たし、さらなる基盤の強化を進めている同局の現在をご紹介する。車両アルバムと在籍車両一覧を掲載する。
バス事業者訪問176 尼崎市交通局
 尼崎市は人口47万人弱を擁し、きわめて平坦な市内には住宅地と商業地、工業地帯が広がる。地域の足となる尼崎市交通局には、伊丹市と併せて14年ぶりの訪問となるが、同局は2016年3月をもって1948年以来のバス事業に幕を下ろし、民間事業者への移譲が決まっている。尼崎市内をエリアに、きめ細かい路線網を展開する尼崎市交通局の現在そして民営化への道のりをご紹介する。車両アルバムと在籍車両一覧を掲載する。
●三菱ふそう新型エアロスター、目玉一新デビュー
 三菱ふそうトラック・バスの大型路線バス・エアロスターが改良を受けて発売された。近年の国産バスの改良は、排出ガス規制や安全規制の強化とタイミングを合わせる性格が強まっていたが、新型エアロスターは規制適合にこだわらずイメージを一新する、文字通りのモデルチェンジあるいは“フェイスリフト”である。新型車はデビューから18年目にしてフロントパネルを一新し、イメージを大きく変えたほか、燃料タンクの配置変更などの新たな試みが行われた。新型エアロスターの改良点や変更された点を、写真中心に特集する。
●“快革”と呼ぶ改革 京都市営バスが攻めの姿勢に
 日本を代表する国際観光都市・京都の交通を担う京都市営バスが、積極的なサービス改善活動を続けている。観光地という地域柄、土地不案内な利用者が多いエリアで、路線やダイヤの拡充、深夜運行の設定、わかりやすさの向上など、広範なメニューを掲げて利用者に訴求している。
●モノコックバスが行く 今日も元気に稼動する士別軌道の名物RC
 先号でご紹介したように、士別軌道で現役の1982年式日野K-RC301Pが旧塗装で運行を始めた。このバスは道内では最古参の営業車で、毎朝1回の士別駅行き片道ダイヤで大切に使われている。モノコックバスの集大成とも言える車齢32年のご長寿車を取材した。
●鞆鉄道のボンネットバス快気祝いツアー
 福山・鞆鉄道で、鞆の浦観光のシンボルとして元気に活躍していた1958年式いすゞBX、実はこの4月に体調を崩して心臓移植を受けていた。このほど大手術を受けて復活したいすゞBXの快気祝いツアーが開催された。ツアーを企画したのは、ドナーを提供した福山自動車時計博物館である。7月のよく晴れた日曜日、福山を訪問した。
●ZFの最新バス技術を一挙体験!
 変速機やサスペンションなど車両コンポーネントのスペシャリスト・ZFが、最新の技術や将来に向けた提案を披露するイベントをドイツで開催した。会場ではバスおよびトラックの最新の商用車技術が披露されたが、本誌では電気駆動系およびハイブリッド駆動系、トルコンAT、そして伝統的なMTをご紹介。
●AT搭載の最新シティバスの実力を探る 立川バス
 トルコンAT搭載車の採用事業者を訪問し、使用感や実力を探る本連載。連載14回目の登場事業者は、東京多摩地区を中心に路線を展開する立川バスである。それまで大型ATの採用例がなかった同社だが、2011年導入の大型車で三菱ふそう・いすゞともATで導入し、好評価を背景に以後の新車はすべてATで導入している。使用の現場を取材、ドライバーや整備担当者にも話を聞いた。
●日本のバス輸出はいま 日産自動車

 乗用車メーカーのイメージが強い日産自動車だが、マイクロバス・シビリアンは国産フロントエンジン小型量産バスの草分けである。1960年にカタログ設定された初代から数えると量産小型バス5代目となる現行シビリアンは、ユーザーの要望にきめ細かく対応する姿勢が高く評価されている。海外市場におけるシビリアンの現状や将来性などを聞いた。

粒よりの最新レポート、連載ほか

●見晴らす、見上げる大阪 近鉄バス OSAKA SKY VISTA
●東急バスで日野次世代ハイブリッドバスが運行中
●バスがアートになった!ニッコー観光バス「夢二号」&アルピコ交通「草間号 幻の華」
●白昼夢?アメリカのスクールバスが日本に出現
●新バスドライバーのひとりごと7
●各地の新車から・新車一覧 道南バス 今年の新車は14台/中国バスメイプル・ハーバーに新車
●この秋の各地のバスイベント予定
●海外記事 香港:香港最長のダブルデッカー、デビュー ほか

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