バスラマ 165号 (2017年12月27日発行) 定価1,471円 (本体1,362円+税) A4判 96ページ ISBN 978-4-89980-165-8 |
【主な内容の紹介】
●バス事業者訪問200
京都バス
京都バスは京都市内を中心に、一部滋賀県下まで伸びる路線バス、貸切バスおよび特定バスを運行している。同社は大正時代に創業し、以来地元で路線を拡充しつつ歴史を重ねている。京都バスは京福電鉄の子会社であり、京阪グループの一員となっているが、近年は京都市交通局と協力し、連携した旅客サービスを提供しており、より利用者目線に立ったバスサービスの提供が特徴的となっている。
晩秋の京都に京都バスを訪ね、洛北~嵐山を中心に展開する路線バスと、地域や利用者の立場を重視する施策の様子などをご紹介する。多彩な車両をラインアップする保有車をアルバム形式でご紹介するとともに、アーカイブスなどど関連記事を用意した。
◆沖縄で10台のBYD電気バス そろって登場
中国BYDの電気バスが、京都に続き沖縄に登場した。沖縄シップスエージェンシーはBYD K9RA電気バスを一挙に10台導入し、那覇港に寄港する国際クルーズ船の旅客輸送に起用する。12月1日に開催されたお披露目式を取材した。
・関連記事として、沖縄の最新のバス事情をレポートする。今回は沖縄バスに採用された三菱ふそう新型エアロエース、沖縄の貸切専業事業者の状況、2018年の完成を目指す那覇バスターミナル最新情報などである。
●過去最大で最後 Kortrijk の Busworld
300台以上のバスが集結し、世界最大のバスショーとなっているBusworld Kortrijk。本誌では1991年以来、毎回訪問し最新のバスをレポートしている。1971年の初回以来ベルギー・コルトライクで開催されてきたバスワールドだが、当地での開催は今回が最後となり、次回2019年はブリュッセルでの開催がアナウンスされている。コルトライク最後のバスワールドの様子をご紹介する。今回は「前編」として、以前にも増して存在感を高めている電気バスを中心にレポートする。
◆関連記事 43台の電気連節バスが稼働中 アイントホーベンのBRAVO
オランダ・アイントホーベンではヨーロッパ最大規模という43台もの連節電気バスが稼働中である。スマートモビリティを実現し、さらにゼロエミッション運行を行う同地の事業者エルメス・オランダを訪問し、電気バスが大々的に稼働する現場を取材した。
●マレーシアで走り出した日本の技術の電気バス
マレーシアの新行政首都プトラジャヤで、電気バスが運行を始めている。実はこの車両はNEDOが日本の先進技術の国際展開を目指す一環として、大型バス完成車や充電施設などをパッケージとして導入するプロジェクトである。スカニアシャーシー/ゲミランボデーの大型バスに、日本で電気駆動系を組み込んだ完成車が採用された。日本のバッテリーや電気駆動技術を搭載する電気バスを作り上げる現場を訪問した。
●目指せ日本一! 全国JRバスグループ運転競技会
JRバスグループが発足から30周年となることを記念し、全国JRバス各社から選ばれた運転士が日頃培った運転技術を競う大会が開催された。競技は一般路線および高速路線のドライバーを対象に、日常点検や点呼、車両感覚、路上運転内などの実技および筆記試験も行われた。競技には全国から選りすぐりのドライバー14人が参加した。
●第3回 バステク in 首都圏開催
2017年11月10日、第3回となるバステク in 首都圏が開催された。会場には東京モーターショーを上回るバス13台が展示あるいは試乗等に供された。またサービス、用品・機器、ソフトウェア、コンポーネント、車両メーカーや改装メーカーなどから、最新鋭のバス機器・用品などの展示、各種実演などが行われた。
●私が見かけた発電用自動車
いすゞプラザのバスの日にあらわれたボンネットバスは、先号の記事のとおり元は電電公社の発電用自動車だった一台である。1970~1980年代に各地で記録した、ボンネットバス型発電用自動車をご覧いただこう。
●日本バス協会 第66回中央技術委員会全国大会開催
日本バス協会加盟の会員事業者において、車両・整備など技術に携わる担当者が一堂に会し、情報交換を図る恒例のイベント・中央技術委員会全国大会が開催された。
◆業務報告から 安全機器と安全への取り組み 京成バス
大会会場で行われた業務報告から、京成バスの「当社の安全機器と安全への取り組みについて」をご紹介する。
●東京モーターショー2017のバス達
2017年10月28日~11月5日まで開催された東京モーターショーには、日野・いすゞ・三菱ふそうのほかトヨタ自動車からバスが出展された。会場に展示されたディーゼルバスのほか、電気バスと燃料電池バスをご紹介する。
●短期連載 ここまで来たバスのAMT化 序編
わずか数年前までMTが当たり前だった日本のバスが、ここに来て急速に2ペダル化している。今や国産中・大型バスでMTが設定されるのは、日野セレガ/いすゞガーラのみとなった。またATと言えばトルコンATが前提だったのに対し、AMTの設定が一気に拡大した。短期連載として、改めて自動変速に注目し、最新の技術を見ていきたい。
粒よりの最新レポート、連載ほか
●NEW MODEL 日野ポンチョ/日産NV350キャラバンマイクロバス4WD/オノエンスターAT車/三菱ふそうエアロスター〈補足〉
●川崎鶴見臨港バス 創立80周年で記念ラッピングバス運行開始
●マジカル・テクニカFTCカーボン発売
●自動運転バス試乗体験記
●各地の新車から
●各地のバスイベント
●第5回高速バスマネジメント・フォーラム開催/バリアフリー化推進事業者として西日本JRバスが表彰/乗合バスの収支状況
●新バスドライバーのひとりごと おばあさんとおじいさん
●海外記事 香港:KMB、BYD K9R電気バスをゲミランボデーで導入/韓国:韓国の高速バス
●新車一覧 東武バスグループ/京浜急行バスグループ ほか
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