バスラマ 195号
(2022年12月25日発行)


定価:本体1,362円+税

【税込価格】1,498円
〈本体価格1,362円〉
A4判 96ページ

ISBN 978-4-89980-195-5


【主な内容の紹介】
●バス事業者訪問
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新常磐交通

 新常磐交通は福島県南部いわき市を本拠に、浜通り地区に路線網を展開する。本誌ではNo.85(2004年8月)以来の再訪となったが、その間に経営体制が一変したほか、東日本大震災および震災に伴う原子力事故が発生し、今に至るまで大きな影響を及ぼし続けており、さらにコロナ禍にも見舞われた。厳しい状況が続く中で自治体とも連携し、住民そして避難住民の期待に応えるべく路線網を維持する新常磐交通の現場を取材した。
 取材記事と併せ、バラエティ豊かな保有車両をアルバム形式でご紹介する。また車両概要や保有車両一覧、保存車いすゞCJM/北村などの関連記事も併せて掲載する。

【イベント】

第8回バステク in 首都圏開催!

 
ぽると出版は11月22日に千葉・幕張メッセ屋外展示場および隣接地にて、第8回バステク in 首都圏を開催した。前年に引き続きコロナ禍の影響はあったが、出展者数および参加バス台数はほぼコロナ禍前の規模に戻り、来場者数もバステク in 首都圏としては過去最多を記録した。最新鋭の車両の展示や各種バス機器・用品、サービスの展示、特設コースを利用して運転体験および客席試乗が行われた。

【緊急提言】
富士山のバス横転事故で見えること

 衝突や横転、児童置き去りなどバスが関係する重大事故が多数報じられている。起きてみれば避けられた事故がほとんどであり、こと単独の交通事故は軽井沢のスキーバス事故以降、再発防止策が検討され対策もなされてきたはずなのに、やはり起きた。運転者の責任を問うだけでは事故の原因究明には至らないと考えて編集部ブログにて意見を表明したところ、読者や業界関係者からコメントが寄せられた。再録するとともに、読者の皆さんからのご意見、ご感想をお待ちする。

置き去り事故を未然に防ぐためのツールが相次いで登場
 社会に大きな衝撃を与えた幼稚園児の通園バス置き去り死亡事故を受けて国では対策機器の義務化などの法整備を進めている。関連記事として、バス機器・用品メーカーの提案をご紹介する。

【海外レポート】
DICVオラガダムで作られるふそうバス

 
三菱ふそうの小型バスと言えばローザがグローバルモデルとして展開されているが、実はもう一回り大きいふそうバスが存在する。それがインド・オラガダムで製造されているふそうBAである。操業開始から10周年を迎えたダイムラー商用車(DICV)オラガダム工場を訪問し、ユニークなインド生まれのバスと対面した。併せてインドの路上で見かけた、日本や欧州とは全く異なるローカルなバスの数々をご紹介する。


【レポート】

旭川電気軌道の3軸バス、公道へ!
 旭川電気軌道が復元作業を進めていた3軸レトロバス三菱ふそうMR430は本誌でその途中経過や完成した姿をご紹介した。同車は9月27日に車検を受けて再登録され、公道に復帰した。10月21日に開催されたお披露目イベントと初乗りツアーを取材するとともに、担当ドライバーにもお話をうかがった。
復元まで1年3カ月の記録
 復元なった旭川電気軌道MR430のレストア作業には15社超の企業が支援をしたが、中心となってとりまとめたのが旭川オートサービスである。1年3カ月に及んだレストア作業について同社に取材し、その始まりから完成に至るまでの様々なエピソードをうかがった。併せてレストア途中の様子を同社撮影写真でご紹介する。

【レポート】
◆上陸した新型電気バス

 バステク in 首都圏には最新の電気バスが参集したが、その中から一般向け初お披露目となった2台を詳しくご紹介。1台はEVモーターズ・ジャパンが手掛ける電気バスの最新モデルで初の観光タイプとなった、F8シリーズ6コーチである。もう1台は、トルコ生まれのユニークな小型電気バス・カルサンe-JESTである。

◆岩手県のバスの話題から
 岩手県からバスに関する最新の話題を4つまとめてお届けしよう。
 生まれ変わった盛岡バスセンター/ヒトものバスに“新車”/岩手県北自動車の電気バス近況/浄土ヶ浜観光は2階建てバスで

◆第3回 バスドライバー安全運転コンテスト 東京2022開催

 東京バス協会が10月23日に加盟各社が参加するバスドライバー安全運転コンテストを開催した。コロナ禍を挟み、4年ぶりの開催である。

西武バス 90周年大感謝祭開催/名古屋市バスがレトロカラー11台運行開始/各地のイベントから

  西武バスは12月11日、創業90周年の節目を迎えて「90周年大感謝祭」を開催し、会場にはきれいにレストアされた3扉車も登場した。名古屋市交通局は8月1日の創業100周年の節目を迎えてクラウドファンディングを行い、保有車11台に市バスや市電のカラーを復刻し運行している。このほか9月20日「バスの日」がある秋には全国各地でバス関連のイベントが開催された。各地で行われたバスイベントをご紹介する。

【短期連載】
低公害バスの系譜をたどる 第5回 CNG(1)

 本記事は短期連載として、国内における低公害バスの歴史をたどる。この連載では、低公害バスを“同時代の一般のディーゼルバスよりも低排出ガスの内燃機関バス”と定義付け、ハイブリッドバスやCNGバスなどを取り上げる。第5回は天然ガスを圧縮して燃料として使うCNGバスである。1990年代半ばからCNGバスの機運が盛り上がり、大型各社がラインアップを拡充した。今回はいち早く事業化を実現した日産ディーゼルをご紹介する。

あの頃のバス 渡邉嘉也さんの写真帖から 〈アンコール〉

 本誌No.193まで短期連載した「あの頃のバス」を撮影された渡邉嘉也さんは、京都を拠点に熱心にバスを撮影されてきた方である。渡邉さんの写真はバスが被写体だがそれだけでなく、周囲の空気感も漂う作品となっており、読者からも好評を得ていた。連載は終了したが、熱いご要望にお応えしてアンコール掲載しよう。

粒よりの最新レポート、連載ほか
●NEW MODEL 三菱ふそう大型各社が改良&三菱ふそうバス製造の新事業
●JR東日本 気仙沼線BRTで自動運転開始
●バスタ新宿利用者が5000万人達成/中野区で小型バスによる実証運行
 さいたま市でAIオンデマンドバス実証実験/横浜-軽井沢・草津温泉直行線が開業
●アリソン日本法人が設立50周年
●ミシュランがバス用サステナブルタイヤを発表
●どらなびEXPO 2022秋/TTSがラッピングバス第3弾
●各地の新車から/全国各地の車両の話題
●バスドライバーのひとりごと ナイスアイディア!
●海外連載記事 
 香港:KMBがBYDの最新世代シングルデッカー電気バス採用
●新車一覧 神戸市交通局2022年度

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