バスラマ 198号 (2023年6月25日発行) 定価:本体1,362円+税 【税込価格】1,498円 〈本体価格1,362円〉 A4判 96ページ ISBN 978-4-89980-198-6 |
【主な内容の紹介】
●バス事業者訪問247
おんたけ交通
おんたけ交通は長野県木曽町福島に本社を置き、乗合バス、高速路線バス、貸切バスを運行する。乗合バスは木曽川に沿って走るJR中央西線沿線が中心で、歴史と文化を色濃く残す中山道木曽路がエリアである。路線バスの事業主体は自治体に移行したが、地域住民や観光客の移動の足として、また木曽谷と東京を直結する足として、きめ細かなサービスを展開する。
取材記事と併せ、保有車両をアルバム形式でご紹介する。また車両概要や保有車両一覧、1971年に記録したアーカイブス記事など関連記事を併せて掲載する。
◆町村合併を機に公共交通を改革 木曽町に聞く
おんたけ交通の路線バスの運行主体は木曽広域連合を構成する3町3村の自治体である。4町村の合併により誕生した長野県最大面積の自治体・木曽町は合併にあたり公共交通のあり方を重視し、地域の生活交通をいかに守るか考えて生活交通システムを作り上げた。
【特集】
各地の電気バス ニューフェイス
前号に引き続き、国内各地で続々と導入が進む電気バスを一挙ご紹介。輸入メーカーと国内スタートアップが様々なサイズの電気バスをラインアップするようになり、バス事業者は各々のニーズに適した車両を導入できるようになりつつある。
◆日立自動車交通のBYD K8
コミュニティバスや貸切、福祉輸送など幅広くバス事業を手掛ける日立自動車交通が、東京・晴海の一般路線にBYD K8を2台導入した。
◆大新東のEVモーターズ・ジャパンF8 シリーズ2
送迎貸切大手の大新東は、横浜・金沢文庫の一般路線にEVモーターズ・ジャパン F8シリーズ2大型電気バスを1台導入した。
◆伊丹市のアルファバスECITY L10
伊丹市交通局アルファバスECITY L10大型電気バス2台を導入し、一般路線で試験運行を開始した。
◆名鉄バスのBYD J6
名鉄バスはハイブリッドバスや燃料電池バスなどで環境対策を進めてきたが、このほど同社初の電気バスとしてBYD J6を1台試験採用した。
◆新日本観光自動車のEVモーターズ・ジャパン F8シリーズ4
東京の新日本観光自動車は、足立区コミュニティバス「はるかぜ」にEVモーターズ・ジャパン F8シリーズ4小型電気バスを1台採用した。
◆各地の電気バス ニューフェイス
今春、全国各地で導入され運行が始まった電気バスを写真でご紹介。
阪神バスBYD K8/三岐鉄道BYD K8/京阪バスBYD K8/関東鉄道BYD K8/新座市BYD J6/三重交通BYD J6
◆神奈川中央交通のBYD K8とタイヤ実証実験
神奈川中央交通がBYD K8を2台導入し、平塚営業所管内で運行を開始した。このうち1台は、横浜ゴムによる電動化を見据えたタイヤソリューションサービスの実証実験に起用されている。
【特集】
2023バステクフォーラム開催!
5月12日、大阪で「2023バステクフォーラム」が開催された。2010年の第1回から14回目、バステク in 首都圏と合わせると22回目である。イベントにはブース展示25社とバス事業者3社が参加し、最新の車両やバス機器・用品、サービスなどが展示され、また実際に車両のハンドルを握ったり乗り心地を体感できる試乗が行われた。そして北海道の旭川電気軌道がレストアした三菱ふそうMR430の特別参加は大きな話題となった。
◆3軸バス バステクに出張する
旭川電気軌道が廃車状態からフルレストアした3軸バス・1963年式三菱ふそうMR430が、バステクフォーラムに登場した。北海道からフェリー航送を経て、舞鶴港から大阪の会場まで自走したMR430の道中をご紹介する。
【レポート】
アルテックに聞く カルサンe-JESTの国内市場展開
2022年11月の「バステク in 首都圏」に初登場して注目を浴びた小型電気バス「カルサン e-JEST」は、遠からぬ将来の発売開始が伝えられた。カルサンを国内展開するアルテックに、e-JESTの特徴や右ハンドル仕様の状況と国内展開、また同社の自動車事業の取り組みやトルコのバス市場などをご紹介いただく。
【日本の路線バス超長期実用テストレポート】
京浜急行バス BYD J6 電気バスが登場
創刊以来、毎号巻末に掲載している「日本の路線バス超長期テストレポート」は、1台の車両を新車登録から退役までレポートする長期連載である。京急バスは1990年9月に初登場し、このほど4代目となった。車両はBYD
J6で、電気バスが初めてテストレポートに登場した。
【レポート】
ミストクーラー“Cool Jet CV”はとバスで試用中!
はとバスの2階建てオープントップバスの運転席の冷房として、ミストクーラー“Cool Jet CV”が試験採用されている。はとバスと、同装置を展開するエバスペヒャー
ミクニに取材した。
【レポート】
日進市の自動運転実証実験
名古屋市と豊田市の間に位置する日進市で、同市と名鉄バス、BOLDLYなどにより自動運転バスの実証実験が行われている。日進市は2024年度の自動運転レベル4実現を目指している。
【レポート】
商用汎用EVプラットフォームの提案 ZF “Enerlity”
大手コンポーネントサプライヤーのZFが、伊藤忠や充電システムのパワーエックスと合同で、ラストワンマイル輸送などを想定した商用汎用EVプラットフォームコンセプト“Enerlity”(エナルティ)を発表した。
【短期連載】
低公害バスの系譜をたどる 最終回
本記事は短期連載として、国内における低公害バスの歴史をたどる。この連載では、低公害バスを“同時代の一般のディーゼルバスよりも低排出ガスの内燃機関バス”と定義付け、ハイブリッドバスやCNGバスなどを取り上げる。最終回は「そのほかの低公害バス」として、LPGバスや水素エンジンバス、水素燃料電池バス、プラグインハイブリッドバス、電気バスなどを紹介する。
粒よりの最新レポート、連載ほか
●日野と三菱ふそうが経営統合へ
●トランスポーターズ トヨタ博物館の“はたらくくるま”企画展
●四国交通のボンネットバスがこんなにきれいになりました
●人とくるまのテクノロジー展短報
●新製品ガイド
●タイヤ最新情報 ダンロップSP537
●ドライバー志望者に向けた合同企業説明会/レンタル会社が作ったバス
●西鉄のレトロフィット電気バスが増車/EVモーターズ・ジャパンの小型バスがEDSS等を装備
●各地のバスイベント、バスファン向けツアーから/地下鉄基地でバスまつり
●各地の新車から/全国各地の車両の話題
●バスドライバーのひとりごと 車内秩序の保持とはなんだろう
●海外連載記事
香港:上海の新型「レトロ」トロリーバス
●新車一覧 大阪シティバス2022年度/東急バス2021・2022年度
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