バスラマ 208号

(2025年2月27日発行)


定価:本体1,650円
〈本体価格1,500円+消費税〉
A4判 88ページ

ISBN 978-4-89980-208-2


【主な内容の紹介】
●バス事業者訪問
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伊予鉄バス&伊予鉄南予バス

 伊予鉄バスは愛媛県松山市を本拠に愛媛県中西部に路線網を展開しており、子会社伊予鉄南予バスとともに地域の移動の足を支えている。」もとは伊予鉄道の一部だったが持ち株会社への移行に伴い、独立した。伊予鉄グループでは「野て見たくなる電車・バス」、観光振興への対応、サービス背う向上などをねらい積極的に最新技術を採用している。伊予鉄バスではキャッシュレス対応や運行情報の提供などで利便性の向上を進めており、コロナ禍を乗り越えて利用の促進を図る。

◆元気になったモノコックバス
伊予鉄バスのシンボル的存在が、伊予鉄南予バスに配備されている最古参車の日野K-RL321(1980年式)。長年にわたり現役を維持する裏には、整備部門はもちろんのこと、販売会社、メーカーなどの理解とサポートがあった。モノコックバス維持の裏側を取材した。

 取材記事と併せ、保有車両をアルバム形式でご紹介する。アーカイブスとして1980年代の記録や前回2004年の事業者訪問で滞在した際の写真を、また車両概要や保有車両一覧など関連記事を掲載する。

【特集】
大阪・関西万国博覧会のバス輸送と開幕前のバス情報

 4月13日から10月13日まで開催されるEXPO 2025 大阪・関西万国博覧会(大阪・関西万博)では、先進技術の数々が紹介される。会場となる夢洲へは大阪市内や関西各地、あるいは関東や九州などからもアクセス手段としてバスが運行される。ここでは大阪・関西万博へのアクセスに活躍するバスの運行概要、パーク&ライドなど会場周辺のバスの動き、一足早くオープンした e Metro Moblity Town の自動運転バスなど、バスに関する話題を特集としてお伝えする。

【レポート】
JR西日本の自動運転・隊列走行BRT

 ニシン本旅客鉄道(JR西日本)はソフトバンクなどと共同で、隊列走行を伴う自動運転バスの開発に取り組んでおり、実証実験を行っている。JR西日本では小型・大型・連節の3タイプのバスを用意し、滋賀県の自社コース内で走行実験を重ねている。また実際に公道を走行する事象実験を行っており、このほど同社は2024年10月から2025年1月にかけて、東広島市で公道を走行する実証実験を行った。

【レポート】
待望の国内組立スタート EVモーターズ・ジャパン ゼロエミッションe-PARK
 
EVモーターズジャパンが北九州市に建設を進めてきた組立工場の第一期工事が完了し、12月にお披露目された。ここは生産機能のほかに完成検査場やテストコースなどを備えており、体感型EV総合施設「ゼロエミッション e-PARK」と名付けられた。これまでのバス工場のイメージと大きく異なる電気バスの製造現場をレポートする。

【レポート】
高知駅前観光の熟睡シート ソメイユプロフォン
 乗客が横になって移動できるシートは日本では認められないと言われてきたが、高知県の高知駅前観光は2席一組で座席が180°までリクライニングし上下2段のフルフラット座席となるシートを開発し実現した。実現に際しては地元企業が集結し、高知の力で開発から生産を実現した。このフルフラットシートは2023年12月のバステク in 首都圏に登場し話題となったが、いよいよ営業運行に供される。

【レポート】

都内38社による「バス運転体験・合同就職説明会」
 東京バス協会が主催しリッツMCが企画・運営する「バス運転体験・合同就職説明会」が開催された。ドライバー不足が深刻化する中で各事業者とも採用に力を入れており、次世代のドライバー候補者にアピールした。


【バスラマ賞】
第28回バスラマ賞はいすゞ自動車のエルガEVに
 1年間に登場した新型バスや新技術、新たなサービス、バスに関する研究論文などの中から、本誌が利用者の立場で優れたもの、話題性が高い物を表彰する「バスラマ賞」は、いすゞ自動車が2024年5月に発売した「エルガEV」に決定した。

【連載】
カタログで偲ぶ平成初期のバス達 9 いすゞLR
 
東京都交通局は1924年1月18日の乗合自動車の営業開始から100周年、また1999年7月に誕生した都営バスキャラクター「みんくる」は25周年。前号のイベントに引き続き、都営バス100年の歴史を広く紹介するとともに「みんくる」ファンにアピールする記念イベントが開催された。

【新・短期連載】
私はバスのコレクター 第2回 仕事も趣味もバス 5歳でのめぐりあいから大きな夢の実現に向けて
  本誌ではこれまでバスメーカーや事業者の技術者が手掛けたバスを回顧する「私の知っているバス達」、系列・車型ごとの特徴や変化を紹介する「バスのカタログ」などで国産バスの歴史を紹介してきた。この連載では焦点を“平成初期”に合わせ、本誌の創刊と歩みを共にしてきた時代のバスを、メーカーカタログを中心に紹介していく。第9回は基本構造を共有しつつも路線系と観光・貸切系を分離したいすゞの中型バスLRである。

粒よりの最新レポート、連載ほか
●盛り上がるバスファン向けツアー
●新型車 BYD J7 /日野・いすゞハイブリッドバスが販売終了
●各地のバスイベントから
●各地の新車から/各地の電気バスの新車から/各地の自動運転バスから
●2025 年賀状紹介
●バスドライバーのひとりごと 虫の知らせ
●海外連載記事 
 香港:エンヴァイロ100EVが香港上陸
●新車一覧 大阪メトロ・大阪シティバス

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