ワーキングビークルズ 70号 (2019年4月5日発行) 定価972円 (本体900円+税) A4判 56ページ ISBN 978-4-89980-670-7 |
【主な内容の紹介】
《新型車試乗》
●UDクオンに小排気量エンジン車が登場
UDトラックスの大型車クオンに、新たに小排気量のGH8型8リットルエンジン搭載車が登場した。また小排気量車の変速機は、AMTのESCCOT-VIに統一された。小排気量クオンは軽量なエンジン/シャーシーにより高積載を実現、またメーカー完成車はボデーも大幅に軽量化し、多彩な架装でクラストップレベルの積載性を実現する。茨城県の日本自動車研究所を舞台に、小排気量クオンを試乗した。
●ボルボの国内最新モデル 新型FH&FMX
ボルボ・トラックの日本向け大型トラックFHシリーズがフルモデルチェンジした。新型車はユーロVI適合のD13K型エンジンを得て日本の排出ガス規制に適合、また変速機は新型I-シフトに一本化された。新型FHは新たなステアリング機構VDSを採用、またデュアルクラッチをオプション設定するなど、機構を一新している。また新型FHと同時に、構内専用モデルFMXが日本市場に初導入された。
●また一歩次世代へ 東京R&Dの燃料電池トラック
東京R&Dが製作した燃料電池トラックが、福岡市での3カ月間の実証実験を終えた。この車両はいすゞエルフMT車をベースに燃料電池やリチウムイオン二次電池を搭載したもので、実証実験の目標はすべて達成したという。実験を終えて帰還した車両に乗る機会を得て、燃料電池で走る未来のトラックをいち早く味わった。
●トヨタサクシードハイブリッド
トヨタのライトバン、プロボックス/サクシードに新たにハイブリッド車が設定された。ハイブリッド車はガソリンエンジンとモーターを組み合わせて良好な燃費を実現、一方で荷室など商用車としての使い勝手は維持している。サクシードのハイブリッド車を試乗し、燃費などその実力を見た。
《レポート》
●フレームのあるベレットの仲間たち―ベレットエキスプレス&ワスプ
藤沢市にあるいすゞプラザは、2017年4月の開館から1周年を迎えて施設や展示の裏側を見せる企画展示を行っている。一連の企画展示と並行して、バックヤード展「ベレットとその仲間たち」が開催され、ベレットセダンのほかに、ベレットのマスクを持つ商用車として、ライトバン:ベレットエキスプレスと、ピックアップトラック:ワスプが展示された。乗用車と異なり、商用モデルの現存車は極めて珍しい。
●スカニアのバックアップグラウンド―大阪中央ディーラーを訪ねて
ネクストジェネレーション・スカニアのラインアップ増強を経て、スカニアの存在感がますます高まっている。スカニアは東京・大阪に直営拠点を置き、整備・販売活動を行うとともに、全国の販売店網のサポートや整備スタッフの技術指導も行っている。近畿を中心に担当するスカニア大阪中央ディーラーを訪問し、整備の現場を見学するとともに、アフターサービス体制を取材した。
●THE TAXI 次世代配車アプリ「MOV」のチャレンジ
タクシーの使い勝手向上を目指し、手軽に車両を呼べる配車アプリがいくつも登場している。DeNAが開発し神奈川で運用がスタートした「タクベル」は、東京への拡大を機に「MOV」に改称。2018年末には「0円タクシー」の実証実験で話題となった。MOVを企画したDeNAを訪問した。
●いよいよ自動運転レベル4へ UDの公開デモンストレーション
商用車の自動運転技術は様々な側面から注目されている。その中でUDトラックスは、レベル2からステップを飛ばしてレベル4への到達を目指している。上尾市にあるUDトラックス本社で、大型トラック・クオンをベースに開発したプロトタイプを用いた公開デモンストレーションが行われた。
粒よりの最新レポート、連載ほか
●事業者に聞くトルコンATの魅力
●三菱ふそう eキャンター 稼働車は38台に
●イベントレポート NEW環境展/東京オートサロン/JCCAニューイヤーミーティング
●新・はたらくくるまこの一台 三菱360/三菱ミニカバン
●Working Vehicles Museum 趣味の“はたらくくるま” モリタ30m級梯子車の超大型スケールモデル
●NEW MODEL 日産パラメディック/海外向けトヨタハイエース
●はたらくくるまのスケッチブック 三菱重工の2W400
●僕らの消防車見聞録 大分県の消防車 ほか
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