ワーキングビークルズ
75号

(2020年12月5日発行)


定価1210円 (本体1100円+税)
A4判 56ページ

ISBN 978-4-89980-675-2

【主な内容の紹介】
◆10年ぶりの復活!UDトラックス クオン ショートキャブ
 UDトラックス クオンの8リットルエンジン車に、新モデルのショートキャブが登場した。この車両はキャブ前後長を抑えており、10m超の荷台が架装可能となる。初代クオンで設定があったもののモデルライフ途中でラインアップから外されていたが、ユーザーの根強い声を受けて10年ぶりの復活となった。UDトラックスに、モデル設定の経緯やショートキャブ車設計の要点などを取材するとともに、実際の車両に触れる機会を得た。

◆ブラックベルトで精悍に 三菱ふそう新型キャンター
 2020年10月、三菱ふそうキャンターがモデルチェンジした。こちらも10年ぶりとなるキャブデザイン変更を受け、数年前から同社の新たなファミリーアイデンティティに採用されている「ブラックベルト」デザインを採用。また安全装備の充実やコネクティビティへの対応、スマートエントリーなど機能性の向上も図られている。

◆はたらくくるま最前線16 “廃バス”を運ぶ
 レッカーやクレーン作業は定例的な仕事ではなく、安全かつ迅速な仕事の裏には経験に裏打ちされた臨機応変なノウハウが隠れている。本誌ではこのほど、京都・福知山の前田グループによる大型バス移送作業を取材した。あるバスエンスージアストのもとで30年以上保存されてきた車両されてきた車両が新たな場所に移ることになり、大型クレーン車やレッカー車、トラックおよび手練れのスタッフによる移送作業が行われた。

◆スーパーグレート2019年モデルの“運転自動化レベル2”を試す
 三菱ふそうスーパーグレートは2019年の改良で「運転自動化レベル2」への対応を果たした。Lv.2では特定空間での車両の加減速と横方向の車両制御、すなわち車線逸脱防止とレーンキープをシステムが担う。本誌ではその機能をNo.72でご紹介したが、このほど公道上でその実力を知る機会を得て、高速道路を運転支援システムの力を得て走行した。

◆実用小型EVのパイオニア トヨタ車体のコムス
 様々な商用車が電動化に向けて舵を切りつつある中で、一足早く身近な存在となったEVがある。都市部を中心に小口配達でしばしば目にする1人乗りの小型EV、トヨタ車体のコムスだ。現行モデルは2012年のフルモデルチェンジから8年の歳月を経て熟成が進んでおり、稼働の現場では高く評価されている。トヨタ車体に取材し、コムスのこれまでの軌跡を振り返るとともに、車両を紹介する。

◆建機・トラック整備の坂本自動車工業を訪ねて
 東京・江戸川区の坂本自動車工業は、大型車や建機の整備と車両販売を行っている。もともとは大手建設会社の専属整備事業者として創業したがその後独立し、特に建機はタダノ指定サービス工場として数多くの台数を扱っている。同社では車両のトラブルに対し独自の保険制度を開発したほか、車両販売ではユーザーニーズに寄り添って納期の極小化を実現するなど、ユニークな経営を行っている。

◆世界の商用車最新技術
 本来であれば今年9月に開催予定だった世界最大の商用車ショーとも言われるドイツのIAAハノーバーは、コロナ禍により2022年に延期された。一方でIAAが開催されるはずだった9~10月にかけて、欧州を中心とする商用車やコンポーネントメーカーからは、新型車や新商品、新技術などのオンライン発信が積極的に行われた。本稿ではそれらの多彩な話題から、いくつかをピックアップしてお届けする。

《最新レポート》
●THE TAXI 現役タクシードライバーが考察するコロナ禍の社会と現場
 新型コロナウイルスCOVID-19は、日本そして世界の社会活動に深刻な影響を及ぼしている。現役タクシードライバーが、独自の視点でコロナ禍と現場の状況を語るとともに、タクシー業界の置かれた現状を解説する。

《粒選りの話題から》
・危機管理産業展2020の車両たち
・建機のターボに新展開
・日本トレクスのダブル連結トラックコンセプトモデル
・現代自動車のFCトラクター
・燃料電池商用車最新情報
・新 はたらくくるま この1台 プリンス&スカイラインミュウジアムの商用車
・NEW MODEL 三菱ふそうeCanter/三菱ミニキャブ・ミーブ/トヨタハイラックス/ダイハツハイゼット

《連載》
・Working Vehicles Museum 趣味の“はたらくくるま” ルノーミッドラム 中型トラックが語る市場の変遷
・はたらくくるまのスケッチブック はたらくくるまとTPO ほか

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