ワーキングビークルズ 86号 (2024年8月10日発行) 定価1,210円 (本体1,100円+税) A4判 56ページ ISBN 978-4-89980-686-8 |
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【主な内容の紹介】
◆三菱ふそう新型スーパーグレート
三菱ふそうスーパーグレートは2023年10月にキャブを一新するとともに安全装備を向上、さらに12L級大排気量エンジンが再設定された。安全面ではセンサー類を増やしたほか判定精度を向上するなど事故の発生を抑制し、また事故に至った際の被害を軽減するものとした。12L級エンジンは低速トルクが厚くなり、12速AMTのチューニングによりフィーリングが向上した。
新型スーパーグレートの安全装備を体感するとともに、高速道路を中心に大排気量エンジン搭載車に試乗した。
◆AT限定普通免許でOK!“だれでもトラック” いすゞエルフミオ誕生!
いすゞから最もベーシックなAT限定の普通免許で運転可能なトラック“エルフミオ”が誕生した。運転免許区分が細分化され、2024年問題などドライバー不足が深刻化する中で運転可能な裾野を広げることもねらいの一つである。いすゞは専用シャーシーと輸出モデルに使われている小排気量ディーゼルおよびトルコンATを組み合わせることで、GVW3.5トン未満で最大1.3トンの積載量を確保した。エルフミオを開設するとともに、試乗フィーリングをお伝えする。
◆電気自動車で住宅設備を運ぶ スタンダード運輸
海老名市を本拠とするスタンダード運輸は首都圏および静岡県をエリアに住宅設備を運ぶ輸送事業者で、工場から物流拠点への幹線輸送のほか店舗や建設現場への配送を行っている。同社は2023年に端末物流向けに電気トラック(フォロフライF1TおよびいすゞエルフEV)を導入し、県内配送に起用する。EVの導入には、CO2排出量の削減のほか、AT限定普通免許で運転可能な車両によりドライバーの成り手を増やすねらいがあった。女性ドライバーが担当する電気トラックによる配送の現場を取材した。
◆公道で試す三菱ふそうeCanter
今や国内で1,200台以上が稼働するeCanterは2023年の改良で登場した現行モデルは多彩なホイールベース長・バッテリー搭載量のバリエーション展開が図られている。このほど国内で最も売れているという、標準キャブ・短尺シャーシーにバンボデーを架装した一台に試乗した。市街地集配向けで比較的バッテリー搭載量の少ないもであるである。
◆リトラスを訪ねて
福井県越前市に本社を置くリトラスは、車両販売とボデー架装を行う中古トラック販売事業者である。全国各地に拠点を置き台数を揃えるほか、自社発注した新車に自らボデー架装した即納可能な未使用車を展開しており短期納車を希望するトラック事業者に貴重な選択肢となっている。リトラスを訪問するとともに、架装の現場を取材した。
◆2024ジャパントラックショーの会場から
5月にパシフィコ横浜でトラック関連の総合展示会「ジャパントラックショー」が開催された。トラックショーには国産メーカーと輸入トラック、多彩な架装メーカー、システム・サービスや用品などトラックに関わるあらゆる業種から出展があり、来場者数は6万人を超えた。2024年対応や電動化などの提案が目立ったトラックショーから、気になる車両や技術をお届けする。
◆イベントレポート
・建機も電気!?CSPI-EXPO 建設・測量生産性向上展から
5月に幕張メッセで、建設・測量生産性向上展が開催された。最新の建設・測量関連機材・資材などが一堂に会するイベントで、前回と比べて建機の電動化が一層進んだ感があった。
・人とくるまのテクノロジー展
5月にパシフィコ横浜で、人とくるまのテクノロジー展2024が開催された。素材や製造技術、コンポーネントから市販車、コンセプトモデルに至る自動車関連の様々な技術が披露されるが、その中から目についた商用車関連の話題をお届けする。
・フューネラルビジネスフェア
5月にパシフィコ横浜で、フューネラルビジネスフェアが開催された。これは葬祭ビジネスの総合展で、霊柩車や寝台車なども展示される。
《粒選りの話題から》
・NEW MODEL
日野レンジャー&プロフィア/ボルボFH 2024年モデル/いすゞフォワード&UDコンドル カミンズエンジン搭載車
・スカニアスーパーいよいよ上陸
・イベントに登場したいすゞの超レア車
《連載》
・街で見かけた消防車8 西日本の消防車
・はたらくくるまのスケッチブック41 二宮(神奈川県)のトラックガレージ
・新はたらくくるまこの一台51 いすゞギガ初期のモデルから
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