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バスラマ 126号 (2011年6月25日発行) |
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●バス事業者訪問146 奈良交通 古都・奈良に路線網を展開する奈良交通。昨年は遷都1300年祭が開催され,大いに賑わった奈良で観光客輸送に活躍した。 奈良県北部は大阪への通勤圏として近年人口が増加する一方で,南部は広い山岳地帯に人口が点在する過疎地となっている。奈良交通はこうした輸送環境に適応して路線網の再編を進める一方で,地元自治体と共にコミュニティバスを開設,あるいは十津川方式で有名になった十津川村のように役割を分担することで,地域の足を確保している。また奈良は多くの修学旅行生が訪れる古くからの寺院に加え,南部に豊かな自然を抱え,観光資源が豊富。観光バスの需要も大きい。一般道路経由では日本最長の路線バスも運行する。こうした奈良交通の現在を紹介するとともに,車両アルバムや在籍車両一覧,試乗記事などを掲載する。 ●特集 東日本大震災とバス 前号で東日本大震災関連の話題を速報したが,今号では地震発生時からバスが果たした役割を取材した。宮城交通とJRバス東北を取材し,現場の人々の頑張りをお伝えする。またこの地震は震源や津波被災地となった東北だけでなく,遠く離れた首都圏のバスにも大きな影響を与えた。首都圏のバス事業者に地震発生時の対応を聞いた。また地盤沈下・液状化で大きな影響の出た京成バスに取材した。 ●続・長時間のバス移動を快適に 本誌No.121では長距離高速路線バスや都市間ツアーバスで増えている居住性重視の車両をご紹介した。その後わずか1年弱の間に,従来以上に居住性を改善したバスが登場,また「安定的なサービスの都市間路線バス」と「廉価なツアーバス」の対比は変わりつつある。居住性重視の車両に加わったニューフェイスを採り上げる。 |
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●中東初のUITP ドバイで開催 伝統的に欧州で開催されてきたUITPが,中東・アラブ首長国連邦のドバイで開催された。オイルマネーを背景に積極的に国づくりを進めるドバイは,公共交通網も急速に拡充している。今号ではドバイのバスやメトロなど,地域を支える最先端の公共交通の様子をご紹介する。 ●いよいよ完成した“電動低床フルフラットバス” 4月20日,神奈川で電動低床フルフラットバスの試作車が公開された。この車両は車輪にモーターを組み込んだホイールインモーターを採用した純電気バスである。開発を担当した慶應義塾大学に,車両の開発経緯や特徴,今後の課題などを取材した。 ●昭和自動車のバス整備−使用条件と設備と人のバランスで 佐賀県の昭和自動車は地域に根ざした事業者として長年にわたりバスを運行してきた。同社は近年バス整備の内製化を進めており,設備投資や人員の増員を行って,技術の継承に努めている。昭和バスの整備の現場をご紹介する。 ●アルピコ交通がスタート 2011年4月11日,これまで「アルピコグループ」として連携しながら事業を展開してきた松本電気鉄道・川中島バス・諏訪バスの3社が合併し,アルピコ交通としてスタートした。合併までの経緯と今後の展望を取材した。 ●AT搭載の最新シティバスの実力を探る3 神戸市交通局名鉄バス 連載3回目は,坂が多く運行環境の厳しい路線を多数抱える神戸市交通局である。登降路が多い路線では,果たしてどのような評価が得られるのだろうか。車両管理者とドライバーに話をうかがった。 ●新時代を迎えたバスのドライブレコーダー4 西武バス 東京都西部と埼玉県南部を中心に路線を展開する西武バスは,2011年3月末にグループの貸切車も含め,ほぼ全車にドライブレコーダーを装着した。同社が採用したのは常時録画式のもので,日々の安全運行や社員の安全意識の底上げに利用している。 粒よりの最新レポート、連載ほか ●各地の新車から ●山中湖にKABA登場 富士急山梨バスの水陸両用バス/ハウステンボスの水陸両用バス ●西鉄バスの新車「脱西工」を完了 ●はとバス「新車の体験」が売りのツアーを催行 ●HMC東京・茂原路線バスの新デザイン車 ●バスのカタログ 三菱ふそうMR400シリーズ(後篇) ●海外記事 香港:KMBが新たにミディバス・エンヴァイロ200を導入 ●新車一覧 (東京都交通局/大阪市交通局) ほか |
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