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バスラマ 128号 (2011年10月25日発行) |
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●バス事業者訪問149 青森市営バス 青森市企業局交通部(青森市営バス)は本州最北の公営バスであり,公営バスとしては全国2番目の歴史を誇る。市営バスは青森市内のバス交通網を一手に引き受けており,市民の身近な生活手段としての役割を担っている。厳しい情況が続く中で青森市営バスは公営交通として行政と一体的に高いサービスレベルの維持・拡充に努めている。積雪地という土地柄から標準床のツーステップ車が主力だったが,近年は中古車の導入なども行い,低床化を進めている。 ●バス事業者訪問150 下北交通 下北交通は下北半島の中心地・むつ市に本社を置く,本州最北端の路線バス事業者である。同社は広大な面積を持つ下北半島に路線網を展開している。近年はコミュニティバスやスクールバスなどに加え,青森市営バスからも路線を引き継いで運行している。かつては三菱ふそうをメインとしていた下北交通は,近年はUDも採用して4メーカー全てが在籍し,保有車種も1型式1台のものが多くバラエティに富んでいる。 青森市営バス・下北交通とも,車両アルバムや在籍車両一覧を掲載。またアーカイブスとして,両者のアーカイブスのほか青森県の他のバスも掲載する。 ●特集 ポスト新長期排出ガス規制適合の新型車に乗る ポスト新長期排出ガス規制に適合したバスがほぼ出揃った。今号では日野ポンチョ・三菱ふそうローザ・同エアロエースMMに試乗,それぞれのフィーリングをお伝えする。 |
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日野ポンチョは国産唯一の小型リヤエンジンバスとしてコミュニティ系の需要を一手に引き受けている。新型は尿素SCRシステムを使わずに規制適合を果たした。トルクフルなエンジンを得たポンチョを,狭隘な市街地などで試乗した。 三菱ふそうローザはバスとして初めてデュアルクラッチトランスミッション・デュオニックを採用した。またエンジンは一新された4P10型である。新型エンジンと新型変速機のフィーリングを,高速道路や山岳路で試した。 三菱ふそうエアロエースMMは,尿素SCRシステムを新採用して規制適合を果たした。エンジンはフラットトルク型となり,より運転しやすくなったという。MMの実力を,同じく高速道路や山岳路で確かめた。 ●バスの日イベント 全国で元気に!開催 2012年春に広島電鉄に全面移管される呉市営バスについて,移管までの経緯を交通局に取材すると共に,地元バスファンによるアルバムなどで市営バスの今を紹介する。 ●ヒュンダイ・ユニバース ゆとりの仕様を追加設定 ユニバースは2009年の日本発売以来,事業者のニーズを汲み取る販売戦略で,着実に存在感を高めている。このほど追加された,2 by 1 のゆとりあるシートを備えた新バリエーションをご紹介。 ●高機能運賃箱 北米へ バス機器メーカー最大手のレシップの生産するチケット発券機が,カナダのバスメーカーに納入される。レシップではこれを契機に,日本ならではのきめ細かなサービス性を備えた高機能運賃箱の北米への展開をねらっている。 ●JRバス関東白河支店で連節バス運行開始 8月1日の都営交通100周年を記念し,両国の江戸東京博物館で開催されている記念展の会場の様子を,バスと都電を中心に紹介する。 ●輸入小型ノンステップバス,再上陸なるか?コマン製マルチライダー 国産小型ノンステップバスがデビューする前に,様々な外国製小型ノンステップバスが輸入されたが,諸事情によりその後撤退した。大阪の赤バスで活躍したマルチライダーが,ベース車とメーカーを代えて再参入を検討している。 ●新時代を迎えたバスのドライブレコーダー 神奈川中央交通 約2,200台を保有する本州最大規模の事業者・神奈川中央交通は,貸切や空港路線車等約40台を除く全車にドライブレコーダーを装着した。同社の場合は運転技術向上を最優先に,録画機能を持たない機種を導入し,効果を上げている。 ●AT搭載のシティバスの実力を探る 阪急バス 関西では公営を中心にATの導入が広まる中で,阪急バスの採用は比較的遅かった。かつては特殊な車両だったATは,同社でも今や普通の車両となっている。指導運転士や整備担当者に話を聞いた。 粒よりの最新レポート、連載ほか ●最新バス機器・用品ガイド ●ブリヂストンの燃費テスト/ミシュランの新製品から ●「防災の日」東京で大規模訓練実施 ●南海バス創立10周年復刻塗装車&東急バス創立20周年復刻塗装車 ●各地の新車から ●海外記事 香港:シティバス,スカニアのダブルデッカーを試験導入 ●新車一覧 (京阪バス) ほか |
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