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バスラマ 135号 (2012年12月25日発行) |
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●バス事業者訪問160 JRバス関東 国鉄の分割民営化から四半世紀,JRバス関東もほぼ同じ歴史を刻んできた。バスラマでは1998年のNo.48で取材したが,以来14年を経て事業環境も大きく変わった。 かつてのドル箱だった近距離都市間高速路線は鉄道の開業により一変,一方で高速道路網の整備により新たなチャレンジが実を結びつつある。またツアーバスについても,ようやく同じ土俵に上がったことを歓迎し,より良いバスサービスの実現を目指して切磋琢磨してくという。さらに国鉄時代以来の地方ローカル路線も,撤退ではなく維持する方法を地元と共同で模索する。また高い安全性を確保するための試みや,整備の技術を高めるための試みなど,様々な取り組みを行っている。 記事ではJRバス関東の現況をご紹介するとともに,車両アルバムとアーカイブス,在籍車両一覧を掲載。 ●バス事業者訪問161 JRバステック JRバステックは旧国鉄時代に日本交通観光社としてスタートし駅業務などを請け負ってきた。同社は2000年にJRバス関東の子会社となって車名変更,事業を大きく変えて高速路線バスの運行をも担当するに至った。近年は独自路線の新設も行っている一方で,これまで請け負ってきた運行現場のバックアップも引き続き担う。 JRバステックの現況をご紹介するとともに,車両アルバムと在籍車両一覧を掲載。 |
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●特集 ドライブレコーダー運用の実際を探る 2010年2月発行の本誌No.118から,不定期連載としてバスのドライブレコーダーを継続的に取り上げてきた。この3年間でドライブレコーダーの効果に対する社会的な認知度が高まり,導入事業者が増えるとともに,かつてのトリガー型から常時録画型システムを採用する傾向が明らかになってきた。本号では東武バスのシステム運用の実際を取材するとともに,全国17事業者を対象にアンケートを行い,現在のバス業界でのドライブレコーダーの活用方法,効果,課題などをまとめた。 ●いすゞエルガハイブリッド 試乗&阪急バス取材で探るその実力 全国で稼動を開始したいすゞエルガハイブリッド。その実力を,運転体験試乗と,市販1号車を採用した阪急バスへの取材で探ってみた。バス開発では日野と協業関係にあるいすゞだが,ハイブリッド技術は両社とも独自のアプローチを展開し,エルガハイブリッドは日野のブルーリボンハイブリッドとかなりの相違点があることは,先号No.134で既報のとおり。今回はいすゞのコースで実際に運転を行い,本誌としての印象をお伝えする。また阪急バスへの取材では,コンポーネントを車内に納めるエルガハイブリッドならではのメリットも判明した。阪急バスの担当ドライバーにも印象を聞いた。併せて,いち早くエルガハイブリッドを導入した事業者の車両も掲載。 ●名古屋市交通局 車両使用年数を延長 車両1,000台超を運行する名古屋市交通局は,環境規制対応促進のために新車の導入を進め,平均車齢が非常に若い事業者となっている。一方で同局ではこれまでの使用年限12年から大きく踏み出し,より長期間の車両使用を計画している。名古屋市交通局にそのねらいと効果を取材した。 ●日本一長い路線バスで行く日本一大きな村 本誌No.126で取材した奈良交通が運行する八木新宮線は,高速道路を通らない一般路線バスとしては日本最長の路線長を誇る。この路線は,奈良県にある日本最大の村・十津川村を通る。十津川村は昨年の台風で非常に大きな被害を受けたが,懸命の復旧作業を行い,今ではほぼ復興を果たしている。間もなく開通から50年を迎える八木新宮線に乗り,歴史と自然溢れる十津川村を訪問した。 ●日本バス協会 中央技術委員会全国大会から 東急トランセ 震災時の非常電源 バス事業者の整備担当者が一同に介する中央技術委員会全国大会で,東急トランセが先の東日本大震災を教訓に考案した「震災時の非常電源」が発明考案功労者金賞を受賞した。震災では首都圏各地でも交通が混乱し,停電したエリアも多い。営業所が電源を喪失した場合を想定し,バスのバッテリーを活用するシステムを考案した。バスフェスタで災害時事務所車として展示されたので,ご覧になった方もいるだろう。 粒よりの最新レポート、連載ほか ●第16回バスラマ賞 日野セレガRU1A(A09エンジン搭載車)に決定! ●今回は日野で! 東京空港交通ランプバスに新顔登場 ●バスフェスタ2012 in Tokyo / 各地のバスイベント ●元・草軽交通の1981年式日野RC 銀河鉄道で復活 ●井笠鉄道バスが事業廃止 中国バスが路線継承へ ●三菱ふそうMS9に衝突被害軽減ブレーキ標準化 ●沖縄県のバスの動き ●各地の新車から ●新車一覧(東武バスグループ) ●海外記事 香港:エンヴァイロ500新世代,誕生 韓国:バスワールドアジア in China ほか |
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