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| 定価1,471円 （本体1,362円＋税） A4判196ページ ISBN 978-4-89980-136-8 |
（2013年2月25日発行）
日本全国で姿を見かける名阪近鉄バスの貸切バス。同社は昭和初期に岐阜・大垣で創業したバス事業者で，近鉄グループの一員として地域で大きな存在感を誇る。同社は西濃地域の路線バスに加えて東海三県で貸切事業そして高速バスを運行しており，貸切事業は今や日本でも指折りの大手事業者として知られる。
同社の屋台骨となっている貸切事業は，2000年の規制緩和以降は新規参入が相次いだ。事業者構造が激変し，老舗事業者でも縮小や撤退，消滅が相次いだことはご承知のとおりだ。その中で名阪近鉄バスは台数を維持し，ガイドを自社で育てる姿勢を保っている。車両面も同様で，全国的に貸切車のバラエティが減る中で，少人数豪華貸切車も複数のタイプを揃え，どのうようなリクエストにも応えられる体制としている。
地域に定着して貸切事業そして路線事業を営む名阪近鉄バスの現況をご紹介するとともに，車両アルバムとアーカイブス，在籍車両一覧を掲載。
●中間報告 超長期実用テストレポート拡大版
バスラマ創刊から途切れることなく続いている連載が，1台の路線バスの新車導入から引退までを追う「超長期実用テストレポート」である。創刊から24年経ち，対象車は2代目あるいは3代目となっている。かつて首都圏の車両は12年使用制限があり，概ね12年1サイクルのライフとなっていた。現在の車両は年数の制限は受けないが，レポート対象車の最古参車が導入から12年を経過したこともあり，一つの区切りとして車両の稼働の経緯や現況，使用データなどをご報告する。
大阪市交通局が一体運営している地下鉄とバス事業を見直し，2014年度末を以って分割して民営化する動きが慌しい。その中で2000年5月から，小型ノンステップバスで地域密着型の運行を行ってきた“赤バス”は一足早く今年度末で全路線廃止となる。残り1カ月を走る赤バスの経緯と現況を取り上げる。
●AT搭載の最新シティバスの実力を探る 沿岸バス
各地で導入が進むAT搭載の路線バスの実力や使用実感を探る本連載。今回は，北の大地で厳冬期に長距離を走る生活路線バスでの様子をレポートする。北海道の沿岸バスは三菱ふそうエアロスター・ワンステップ車を2台導入した。短距離高速バスを凌駕する距離を走行する一般路線バスとして，果たして凍結路・積雪路での使い勝手や運転性はどうか。
●さらなる成長を目指すユニバース ヒュンダイモータージャパン李新社長に聞く
韓国の現代自動車は，2009年に大型観光バス・ユニバースの日本展開を開始した。以来3年で販売台数は250台に達する。ゼロからの展開で地歩固めの段階から，マーケティングを追求しより一層の顧客満足度を高める段階にあるという。このほど現代自動車日本法人の社長が交代した。新社長に今後の展望を聞いた。
●日本バス協会 中央技術委員会の研究報告から
バス事業者の整備担当者が一同に介する中央技術委員会全国大会では，各地の事業者が行っている新技術の導入や安全への姿勢，コスト低減の努力などの発表が行われている。今号では2事業者の取り組みをご紹介する。
−時代のニーズに対応した車両の取り組み 西日本鉄道
西日本鉄道は，バス車両やサービスを巡り様々な観点から時代のニーズへの対応の必要性を感じている。同社ではポイントを3つに絞り発表を行った。発表されたのは，安全：後付け安全装置モービルアイの試験導入，バリアフリー：難聴者のバス利用改善を図るヒアリングループ，サービス：利用しやすく観光資源となる2階建てオープンバスの導入である。
−リトレッドタイヤでコスト削減 三重交通
三重交通は，環境問題や経費削減で注目されるリトレッドタイヤについて発表した。同社は複数のタイヤサイズを使用しており，より効率的なリトレッドタイヤの使用について，走行距離や費用などの面で検討を行った。
粒よりの最新レポート、連載ほか
●第16回バスラマ賞 日野セレガRU１A（A09エンジン搭載車）に授賞
●続・JRバス関東の車両アルバム
●神姫バス，連節バスを三田市で4月から運行開始
●気仙沼線BRT正式運行に
●京王バス 開業100周年記念の旧塗装車が運行開始
●乗って楽しいこんなバス 名古屋特急ニュースター号／SKYBUS 東京
●各地の新車から
●新車一覧（京浜急行バスグループ）
●海外記事 香港：エンヴァイロ500新世代，誕生 韓国：バスワールドアジア in China
読者：コントラック双頭バスを追って冬のフランスへ／ソウルで見た現代自動車のCNGバス
ほか
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