定価1,471円 (本体1,362円+税)
A4
96ページ
ISBN 978-4-89980-139-9
バスラマ 139号
2013825日発行)
●バス事業者訪問166 十勝バス
 北海道の帯広を中心に,乗合バスと貸切バスを運行する十勝バス。過疎化やモータリゼーションにより赤字経営が深刻化する中で,起死回生を掛けて需要に見合った路線網に再編,さらに沿線住民への聞き取り調査や新商品の導入,乗客サービス向上などを推進している。その努力が結実し,実に40年ぶりに増収を達成したという。またこの地域では,鉄道も不採算により大幅に廃線となったが,十勝バスは代替バスを運行し,広域の足としての役割も果たし続けている。
 創業から80年以上,帯広を地元に路線バスを運行し,また全国でも早い時期に貸切事業に乗り出した十勝バスの現況をご紹介する。併せて車両アルバムとアーカイブス,試乗記,在籍車両一覧を掲載する。
●バス事業者訪問167 北海道バス
 札幌圏を本拠に,近年は積極的に道内都市間高速路線を展開する北海道バス。同社の前身は1975年創業の北海観光バスで,2008年から大阪バスグループとなっている。従来の貸切専業から2011年には都市間高速に進出し,路線と貸切を成長の両輪とする北海道バスの現況をご紹介する。車両アルバムと在籍車両一覧も掲載する。

●新高速バス発車!利用者の利便性は?

8月1日に新高速乗合バスが発足し,高速ツアーバスが路線バスへと切り替わった。これまで都市間を移動するバスには路線バスとツアーバスの2形態があったが,今後は両者が同じルールの下で競うことになる。制度がスタートした新高速バスの動向は未だ流動的であり,落ち着くまでにはまだ若干の時間を要すると見られる。夜行の新高速バス初日となった7月31日の,新宿・横浜・川崎・名古屋の各ターミナルの表情をご紹介する。
●第10回クラブバスラマ・バスツアー 名阪近鉄バス「輝」
改めて観光バスの魅力を体験しようという主旨でスタートした「クラブバスラマ・バスツアー」 記念すべき第10回は,名阪近鉄バスのVIPサロンバス「輝」で訪れる濃飛バス飛騨高山営業所と奥飛騨である。定員わずか18人,今では珍しくなった本格サロンバスを,参加者はどう評価しただろうか。
●AT搭載の最新シティバスの実力を探る10 小田急バス

最新ATの実力を各地の事業者に聞く本連載,今回訪問した小田急バスは2010年にふそうエアロスターAT車を導入,翌年からはいすゞエルガも含め全車ATでの導入に切り替えた。小田急バスに全面AT化への経緯を聞くとともに,坂道の多い多摩丘陵に路線網を展開する町田営業所で,ドライバーや整備士にAT車の評価を尋ねた。

●海外レポート 60th UITPに見る最新バスと技術
都市公共交通の関係者が集い,最新技術に関する知識を共有するUITP。前号のレポートに引き続き,今号ではユーロVIを来年に控えて展示された最新型バスと関連技術から,目立つものをご紹介する。このほかジュネーブの公共交通乗車体験記や,UITPで旧称復活・新車発表を行ったイベコバスなど関連記事も豊富。
●三重交通,こだわりの路面電車型「神都バス」登場
三重交通は伊勢神宮の式年遷宮を来年に控え,かつて参拝客の足となっていた路面電車・神都線をモデルにした「神都バス」を登場させた。いすゞエルガをベースに東急テクノシステムで路面電車風に仕上げし,往時の雰囲気を漂わせるこだわりの1台である。
●快調です 岩手県北自動車の電気バス

No.136で速報した,岩手県の三陸海岸・浄土ガ浜を走る電気バスが快走を続けている。電気自動車のエネルギーは登降坂でどうなるのか,また運転感覚は。現地で電気バスを取材した。

粒よりの最新レポート、連載ほか
 
●新・バスドライバーのひとりごと
●バスのカタログ 三菱ふそうMS5/MS6シリーズ
●富士山麓に燃料電池バス
●はとバスに2つのニューフェース
●協同,いすゞジャーニーのCNG化をスタート
●南インドバス見聞録
●日野の安全技術はここまで来た
●ブリヂストン,タイヤリサイクルセンター大阪開設
●編集長のひとりごと -運行記録計装着の目的は
●新製品ガイドSpecial 技研トラステムのバス乗降カウントシステム
●秋の各地のバスイベント予定一覧 ほか
●各地の新車から
●新車一覧(東武バスグループ/川崎鶴見臨港バス)
●海外記事 香港:エンヴァイロ500MMC 11.3m車香港に初登場
         韓国:ソウルで深夜バスが運行開始 ほか
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