定価1,471円 (本体1,362円+税)
A4判 96ページ
ISBN 978-4-89980-154-2
バスラマ 154号
2016227日発行)
バス事業者訪問185 名鉄観光バス
 中部地区の名鉄系貸切バス事業者が2008年7月に統合して発足した名鉄観光バスは、中部のみならず国内最大級の貸切専業事業者である。同社は名鉄系7事業者を前身に、まず地域ごとに統合し、さらに全社合併により成立している。中部地区は伝統的に受け入れ型の貸切バスではなく、地域住民が外に出かける際に利用する地元発の需要に対応している。合併前は各社が需要に対応するため、多彩な車両を導入してきたが、合併後は規模のメリットを生かすため、統一した仕様で車両の近代化を促進している。
 相次ぐバス事故によりバスへの信頼が揺らぐ中、名鉄観光バスでは貸切専業としては初めて各種装備を備える教習車を導入、またガイドやドライバーに継続して教育を実施し、安心して利用できるバスを目指している。
 地域と共に歩む名鉄観光バスの現在を紹介するとともに、保有車両をアルバム形式で紹介する。またアーカイブスなど関連記事も掲載する。

新型車特集
◆日野ブルーリボンハイブリッド発進!
2015年12月、新ボデーとなった日野ブルーリボンハイブリッドが発売された。新型はモデルチェンジしたLV/KVと共有しながら、日野のオリジナルエンジンおよび自社製AMT、ハイブリッド駆動系を搭載する。第5世代となった新型ブルーリボンに試乗するとともに、 同社バス部門および開発担当者に取材した。
◆ヒュンダイ・ユニバース2016年モデル
 韓国製の大型観光・高速路線車ヒュンダイ・ユニバースに衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報装置などの安全装備が追加され、2015年12月に2016年モデルとして発売された。新型では弊誌韓国レポートおよびバステクフォーラムで披露された安全装備により、稼働時の安全性を高めている。高速道路を中心に試乗し、研究開発チームに話を聞く。

●バステク in 首都圏
 これまで大阪で6回の開催を数える体験型バスイベント・バステクフォーラム。埼玉スタジアム2002を舞台に初の首都圏開催が実現した。大阪同様に最新鋭の車両やバス用品・機器類が出展された。運転体験および衝突被害軽減ブレーキ体験は、会場敷地の制約がある中で行われたものの、状況を問わず安全装置の稼働が実証された。
●軽井沢の事故に思う

 1月15日未明、軽井沢でスキーバスによる重大事故が発生した。未熟なドライバーと指示外の走行経路もさることながら、かつて発生した重大事故を背景に定められた各種の規定やルールを無視するかのような会社の体質、ドライバー不足などの課題がクローズアップした。ここでは読者からの投稿を紹介するとともに、バスラマ編集長からの提言を行う。
●ドライバーの健康管理に向けた最新システム 使用の現場から
 近年、ドライバーの急な体調不良によりバス事故に至るケースが散見される。事業者では乗務点呼時に健康の確認、定期的な健康診断などでドライバーの健康状態を把握し、事故防止に努めてきたが、それだけでは防ぎきれいていない可能性がある。そうした中で、体温や血圧、脈拍などから客観的な形でドライバーの健康状態をチェックするシステムが登場している。両備グループのリオスが展開する「点呼・健康:ご安全に!」を採用したニッコー観光バスと、トライプロが展開する「スマ・ロケ Healthcaere」を採用したキャピタルオブロジスティクスを訪問した。

●再訪・日本一距離の長いバス路線 奈良交通八木新宮線の近況と新型AT車使用状況
 奈良・大和駅から日本最大の村・十津川村を経由し和歌山・新宮駅まで結ぶ奈良交通の八木新宮線は、一般路線バスとしては日本一距離の長い路線として知られる。狭隘かつ急峻な山岳路を走行するため、この路線は長年にわたり短尺の高出力車が投入されてきたが、去る11月に新型日野ブルーリボン・トルコンAT車が導入された。山道での使い勝手や走りを同乗取材するとともに、奈良交通の車両担当者に話を聞いた。またこの路線を活用する観光キャンペーンを展開する十津川村にも取材した。


●ローザからエアロクィーンまで一つ屋根の下で完成 三菱ふそうバス製造
 富山市婦中町にある三菱ふそうバス製造は、小型バスローザから大型バスエアロクィーンまで=小〜大型までの全車型を一貫生産するメーカーで、世界的にも珍しい存在。近年の好調な需要を背景に生産台数が増えており、生産能力拡大などで対応する。このほど再びラインアップに加わったローザ4WDを生産する同工場を訪問し、新ラインの稼働により増産体制を整えた菅野新社長に話を聞いた。
◆三菱ふそうバス製造(MFBM)の工場に隣接してエムビーエムサービスの工場がある。同社は小型から大型までふそう各車の二次架装を手がけている。新工場を開設したエムビーエムサービスの現場を訪ねた。

●MEET @ Kortrijk バスワールド2015の会場から

 奇数年10月にベルギー・コルトライクで開催される世界最大のバスショー・バスワールド・今回は36カ国411社が出展、世界118カ国から3万4,932人が来場した。バスワールドでは最新鋭の車両が展示される。2回目は標準的なシティバスとニューフェイス、日本ではあまり知られていないメーカーの車両をご紹介する。

●フランスのBRT イル・ド・フランスのT-Zen
 パリおよび近郊地域で公共交通を統括する交通連合STIFは、2011年7月からBRTシステムT-Zenを運行している。郊外鉄道の駅間を短絡するBRT路線に乗車した。ここではバスは専用道を走行し、一部では自動車専用道を走行するなど、速達性を確保するとともに、頻繁な運行により利便性も確保する。
●第64回中央技術委員会全国大会 業務報告から

東京空港交通・特殊大型ランプバスについて

 日本バス協会主催の中央技術委員会全国大会が開催された。今回は業務報告の中から、東京空港交通が羽田および成田の両空港で運行しているランプバスをご紹介する。同社の歴史的なランプバスの写真、また現行型の写真を交えてご紹介する。

粒よりの最新レポート、連載ほか

●第19回バスラマ賞 新型いすゞエルガ
●新たな連節バス(近江鉄道)が日本に上陸/仙台市の地下鉄東西線開業に伴う動き
●大阪バスグループが東京バスグループに改称/Willer Express 2015年の事業実績 など
●札幌にバスファンが集える居酒屋オープン
●オートモーティブワールド2016から
●各地の新車から
●新車一覧:西武バスグループ
●新バスドライバーのひとりごと バステクフォーラム運転体験
●海外記事 香港:エンヴァイロ500MMCがフェイスリフト
        韓国:帝国の逆襲!? ほか
新刊のご予約・ご注文は

こちらから。
*送料は全国均一、従量制です。
*1冊:300円、2冊:350円および代引手数料260円が書籍代の他に加算されます。
*法律に基づく表示

バックナンバー 昔の事業者訪問
前号 バスラマNo.153 の案内はこちらから