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バスラマ 155号 (2016年4月25日発行) |
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●バス事業者訪問186 熊本都市バス 2015年4月、88年の歴史に幕を下ろした熊本市営バスは、熊本都市バスに引き継がれた。同社は非効率な競合の解消を含めた熊本都市圏の路線バス網の抜本的な再編をねらい、熊本市内を走る民営3社が共同出資して市営バスの受け皿として設立された。会社設立から8年、本格始動から2年経過した現在、スムーズな移行を終えてICカード導入などの施策でサービス向上を図る。。 熊本都市バスの現在を紹介するとともに、移行期で多彩な車両が見られる保有車両をアルバム形式で紹介する。また路線試乗レポートなど関連記事も掲載する。 ●バス事業者訪問187 新京成バスグループ 船橋新京成バス&松戸新京成バス 船橋および松戸の2社で構成される新京成バスグループは、2003年に新京成電鉄から分離した事業者である。利用者ニーズに即応できる地域密着型の事業展開を図るとともに、機動的かつ効率的な運営を行うために電鉄時代の3営業所が分離独立、後に隣接する2社が統合されて現在に至る。現在両社は新京成バスとして地域の利用者に一体のサービスを提供しつつ、エリア内で異なる環境に対応した路線展開を図る。 船橋新京成バスと松戸新京成バスの現在を紹介するとともに、保有車両をアルバム形式で紹介する。 |
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●特集 2016 春のオムニバス 年度の切り替え時期であり、人の移動が活発になる3〜4月はバスの話題も豊富。新型車や新施設などのハード、運行形態などのソフトなど、バスの最新の話題をオムニバス形式でお届けする。 ・バスタ新宿オープン 4月4日、東京・新宿に新たな高速バスの結節点となるターミナルがオープンした。 ・大阪に2階建てバス WONDER LOOP 運行開始 大阪市内の中心部−キタ・ミナミ・アベノの観光スポットを一巡りする乗降自由の観光バスが走り出した。車両はオープントップ2階建てバスである。 ・近江鉄道の JOINT LINER JR南草津駅と立命館大学キャンパスを結ぶ路線に、近江鉄道の連節バス JOINT LINER が導入された。車両はメルセデス・ベンツ シターロGである。 ・はとバスのアストロメガ、日本に上陸! 国産2階建てバスの生産終了から6年、久しぶりに新型2階建てバスがデビューした。はとバスがベルギーから完成車輸入したバンホールTDX24アストロメガ・スカニアである。導入を主導した、はとバスに話を聞くとともに、実車を取材した。 ・平成エンタープライズにプラグインハイブリッドバス 平成エンタープライズが埼玉のショッピングセンターと周辺駅を結ぶ路線に、日野メルファプラグインハイブリッドバスを採用した。この車両は市販第一号車である。 ・オープントップ2階建てバスでランチはいかが? WILLERと六本木農園などを運営するumriのコラボレーションで、オープントップ2階建てバスで景色を楽しみつつ地元の食材・料理を味わうツアーが登場した。まずは7月末まで新潟での運行が予定される。このほか丹鉄のレストラン列車「丹後くろまつ号」も一新された。 ・東濃鉄道 居住性重視の新型観光車 東濃鉄道が看板貸切車を導入した。9列36人乗りのゆったりとした客席で、塗装も従来と異なるスーパーハイデッカーの三菱ふそうエアロクィーンである。 ・ルートンJr, の市販第一号が運行開始 ジェイ・バスがポンチョの二次架装商品として発売したルートンJr. の市販第1陣が走り出した。富山県南砺市で走る“なんバス”のルートンJr. を訪問した。 ・夜行高速バスに高校生の夢を 広栄交通バス 新高速乗合バス「ブルーライナー」を運行する埼玉の広栄交通バスは、地元の新座総合技術高等学校の生徒がデザインした車を導入した。 ●沿線の人々の期待に応えて 濃飛バスのローザ4WDが行く 本誌No.152で試乗した“復活”三菱ふそうローザ4WDの市販第1号車は岐阜県の濃飛乗合自動車。ローザ4WDは、豪雪地帯でバスを運行する濃飛バスの強いニーズで1986年に誕生、そして今回復活したと言っても過言ではない。2015年12月からコミュニティバスで運用が始まったローザ4WDを現地に訪ねた。 ●マイクロバス架装に豊富な実績 中京車体工業を訪ねて 小型バスを中心に、各種バス型特種車の架装で実績がある中京車体工業は、創立以来70年を超える歴史を持つ。同社は新車二次架装を手がけるが、近年は三菱ふそうローザや日野リエッセIIなどで、メーカーのカタログモデルながら同社が担当するオリジナル車も増えている。普段は黒子に徹する中京車体工業を取材した。 ●しずてつジャストラインの安全運転訓練車が完成! しずてつジャストラインはドライバーの安全確認行動や運転技術の向上を目的に、かねてから「安全運転訓練車」の開発を進めてきた。このほど車両が完成し、新人教習や経験者の定期研修での活用が始まった。 このほか同社が導入した復刻塗装車(いすゞ、日野、三菱ふそう計4台)のご紹介や、同社若手技術者によるリビルドターボ工場訪問などの関連記事も掲載する。 ●インバウンド専門バスドライバーが語る「仕事の実際、そして待遇」 近年の訪日外国人観光客−インバウンドの急増で注目を浴びる、外国人団体専門のインバウンドバス。各地で目にすることが増えているが、その実際はあまり知られていない。本誌ではインバウンド輸送を最前線で支えるドライバーに取材し、現況をありのままにご紹介いただく。日本人の利用する貸切バスとはどこが違うのか、安全性に不安はないのか、ドライバーの待遇は、そしてなぜインバウンドドライバーとなったのか。次号では貸切実務担当者がその内容を分析する。 ●堺シャトルに新型ハイブリッドバスデビュー 南海バスが運行する「堺シャトル」の使用車両が一新された。それまでの観光マスクの中型ノンステップバスに代わり、日野新型ブルーリボンハイブリッドの市販第1陣となる7台が導入された。 併せて各地で導入が進む日野ブルーリボンハイブリッドをご紹介する。 粒よりの最新レポート、連載ほか ●新型車速報 新型いすゞエルガミオ&日野レインボー ●スーパーハイデッカー/低公害バス/ノンステップバス採用実績 ●鉄道博物館で「JRバス展」再び開催、JR北海道が初参加/JR北海道バスの訓練車 ●多摩動物公園のライオンバス しばしのお休み/井笠バスカンパニー「笠岡いいとこ巡りバス」 ●尼崎市営バス、68年の歴史に幕 ●モービルアイを展開するJ21からバス事業者への新提案 事故削減サービスTARaaS ●一つのツアーで二度おいしい、バスツアー開催 ●各地の新車から いすゞエルガ&日野ブルーリボン ●新車一覧:北海道中央バス/東武バスグループ/京浜急行バスグループ ●新バスドライバーのひとりごと たった一人の愛弟子 ●海外記事 香港:香港バスラリー2016/韓国:ヒュンダイエアロの引退 ほか |
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