定価1,471円 (本体1,362円+税)
A4判 96ページ
ISBN 978-4-89980-156-6
バスラマ 156号
2016626日発行)
●バス事業者訪問188
くしろバス

 釧路を中心とする北海道東部の事業者による戦時統合で誕生した東邦交通を前身とするくしろバスは、釧路市の市街地路線に加え、市街から主に東西方向伸びる郊外路線など、広範な路線網を展開する。釧路のバスでは、過疎高齢化による人口減少の影響が顕著な一方で、近年はアジアからのインバウンド観光客の存在感が高まっている。モータリゼーションが全国的にも早く進んだ地域で、くしろバスは効率化を進めるとともに、バスを利用しやすい環境づくりを進め、効果が出てきているという。
 くしろバスの現在を紹介するとともに、多彩な車両を擁する保有車両をアルバム形式で紹介する。

●バス事業者訪問189
阿寒バス
 東邦交通の観光部門をルーツとする阿寒バスは、釧路市内の一部に加え、知床半島にまで達する道東の広大なエリアでバスを運行し、著名観光地に路線バスを走らせる。市街地では同じく人口減の影響が顕著で、くしろバスと共に乗りやすいバスの整備を図る。一方で外国人観光客の増加で、定期観光バスはかつてない活況を示しているという。
 阿寒バスの現在を紹介するとともに、保有車両をアルバム形式で紹介する。
・関連記事として、日本で二番目の路線距離という、阿寒バスの長距離一般路線の乗車レポートを掲載。
・両社の過去を写真で振り返るアーカイブスなど、関連記事を掲載する。

●いすゞ新型エルガミオ デビュー!
 4月5日にいすゞの中型路線バス・エルガミオがフルモデルチェンジした。構造・設計を共有する大型バス・エルガは一足先にモデルチェンジしており、エルガミオには同車と同様の改良が盛り込まれるとともに、中型車ならではの使いやすさが追及された。また変速機はAMTのみ、フロア形状もノンステップのみとなった。開発陣にインタビューするとともに、試乗インプレッションをお伝えする。

●はとバスの“アストロメガ”運行開始
 本誌No.155で概要や導入の苦労などをご紹介した、はとバスの新型スカニア/バンホール二階建てバス“アストロメガ”が、いよいよ都内の定期観光コースで運行を開始した。今号ではアストロメガの運用を担当する定期観光部門に取材。最近のはとバスの定期観光バス事情、アストロメガの将来展望などを聞いた。

●ベトナムに吹く新しい風 べカメックス東急バス
 ベトナムの商都ホーチミン市は、急成長を遂げているベトナム最大の都市として注目を集めている。そのホーチミン市に隣接するビンズン省で、日本型のバスサービスが始まった。ここでは東急グループが都市開発計画を進めており、東急バスをはじめ日本のノウハウを注ぎ込んだバスサービス“KAZE”が導入された。ベトナム現地で取材した。
◆ホーチミンシティとその周辺でバスに乗る
 日本スタイルのべカメックス東急バスと、現地のバスサービスはどこが、何が違う?ホーチミンでの移動に、現地の人が日常的に使う普通の路線バスに乗ってみた。


●2016バステクフォーラム 盛況に開催!
 5月27日、ぽると出版主催の体験型バスイベント“2016バステクフォーラム”が大阪・舞洲で開催された。今回で7回目となるバステクフォーラムには、車両メーカーや二次架装メーカー、バス用品・機器、各種システムメーカーなど23社、車両17台が参加した。各種展示に加え、車両を用いた運転体験、安全技術・衝突被害軽減ブレーキ実演、講演会などが行われた。また三菱ふそうの観光バスに装備される衝突被害軽減ブレーキが新バージョンのAMB2.0となり、初公開された。


●インバウンド専門バスドライバーが語る「仕事の実際、そして待遇」
 近年の訪日外国人観光客−インバウンドの急増で注目を浴びる、外国人団体専門のインバウンドバス。各地で目にすることが増えているが、その実際はあまり知られていない。本誌では前号に引き続きインバウンド輸送を最前線で支えるドライバーに取材し、現況をありのままにご紹介いただく。勤務体系は、労働条件は、そして運行の現場で直面する問題とは。

●クアラルンプールで世界初の電動BRT運行開始
 ASEANの中核国の一つ、マレーシアでは多彩な公共交通網の整備が進む。同国の首都クアラルンプールで2015年6月に運行を開始した、世界初という電動BRTを訪問した。ここでは中国BYDのシャーシーに現地メーカーがボデー架装した電気バスが活躍している。


●「超節水型バス専用洗車機」の使用現場を見る
 運行の現場では当たり前のように目にする設備ながら、これまで取り上げたことのなかったバス用洗車機。このほど“超節水”が特徴の新型洗車機が発売された。メーカーのジェイアール東日本コンサルタンツはJR東日本グループで鉄道技術の総合的なコンサルタントを行っており、JR気仙沼線・大船渡線BRTの運行を契機に、バス関連設備に取り組んでいる。新型洗車機の使用の現場を取材した。

粒よりの最新レポート、連載ほか

●読者が見た被災地熊本・大分のバス
●リフト付の空港連絡バスが運行開始
●Willer・品川区・芝山町・成田空港による新計画路線/慶応大学のエンジンラボ公開
●新型車 三菱ふそうAMB2.0搭載モデル/トヨタハイエースコミューター
●各地の新車から
●新バスドライバーのひとりごと 未来の運転を求めて
●海外記事 香港:香港のゲミラン/韓国:ヒュンダイスーパーエアロシティ低床モデル変遷史 ほか
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