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定価1,471円 (本体1,362円+税)
A4判 96ページ
ISBN 978-4-89980-159-7 |
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バスラマ 159号
(2016年12月27日発行) |
●バス事業者訪問192
じょうてつ
札幌の奥座敷と呼ばれる定山渓温泉と札幌市内中心部を結び、札幌市内南区を中心にきめ細かな路線網を展開するじょうてつ。同社は同温泉−札幌を結んでいた定山渓鉄道が前身で、2015年で創立100周年を迎えた。その間には札幌市交通局の一部路線の移譲を受けている。じょうてつの路線は地域の足であるとともに、定山渓温泉から豊平峡エリアを結ぶ観光路線としての性格も併せ持つ。貸切事業は規制緩和後の一時期、規模を縮小していたが、上質な旅を演出する新型車両を導入し、貸切需要拡大をはかる。
じょうてつの現在を紹介するとともに、多彩な車両を擁する保有車をアルバム形式でご紹介する。またアーカイブスとして、古い時代の写真も掲載する。
●特集 いま観光バスがおもしろい!
〜安全を確実に、ドライバーの資質向上を、そして個人客を
貸切バスは、熟年層を中心にバスツアーが手頃なレジャーとして人気を保っていること、外国人観光客(インバウンド)が好調なこと、貸切運賃制度の見直しなどから、久々の好況に沸いている。先号ではそれを象徴するようなハイグレードの貸切バス新車や、事業に再参入した電鉄系事業者などの話題をお届けした。一方でツアー旅行の先を見据え、団体だけでなく個人客のバスへの誘引が話題となっている。今回は話題性の高い2階建てバスを活用して、個人客の取り込みに挑戦する2つの事例をご紹介する。
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◆近鉄バス Osaka Sky Vista
近鉄バスは近鉄特急の名物車「ビスタカー」の名を冠したオープントップ2階建てバス。気軽に乗れる大阪の市内観光バスとしてデビューし、2台体制に増車された。
◆ウィラートラベル レストランバス
2016年3月、国内唯一の存在としてウィラートラベルのレストランバスが登場した。オープントップの2階建てバスは各地のツアーで地域を巡りながら食材を調達、車内の厨房で調理して提供するスタイルで、注目を集めている。
◆各地の観光バス
全国の中堅・小規模貸切事業者の観光バスをアルバム形式で紹介。
●速報! トヨタコースターがフルモデルチェンジ!
12月22日、トヨタの小型バス・コースターが24年ぶりのフルモデルチェンジを果たした。新型コースターの特徴、変更点、スペックなどを速報する。
●第2回 バステク in 首都圏 開催!
2016年11月9日、千葉・幕張メッセ屋外展示場で、ぽると出版主催の「第2回 バステク in 首都圏」が開催された。昨年のさいたまスタジアム2002に続く今回は、日本バス協会主催の第65回中央技術委員会全国大会の連携イベントに位置付けられた。イベントには25社、バス14台が参加し、最新の車両やバス用品・機器、システムなどが展示された。また公道運転・試乗、後付け安全装置実演、エンジンルーム火災消火装置実演、節水型洗車機見学ツアーなどのプログラムが組まれた。
●新型シターロG連節バス コンセプトから見た魅力
No.158で速報した新型メルセデス・ベンツ シターロG。今号ではディテールをご紹介するとともに、より長時間ハンドルを握ったフィーリングをレポートする。全長18mという長い車両を、最後部の第3軸を駆動軸として進むプッシャータイプの車両、果たしてどのような運転感なのだろうか。
また関連記事として、連節バスの運行経験が長い京成バスと神奈川中央交通に、シターロGなど輸入連節バスの使い勝手や整備性などを尋ねた。
●Bus World India 2016 会場レポート
世界最大のバス専門ショーとして知られるBus Worldは、世界各国の都市を会場にする姉妹イベントがある。インドで開催されるBus World
Indiaは今年で7回目。開催都市はこれまでのムンバイに代えて、南インドのバンガロールとなった。インドで稼働するバスは200万台とも言われるが、車両は昔ながらの独立フレームに手叩き板金のボデーが目立ち、広大な市場と近代化をねらって多彩なメーカーが参入している。ここでは欧州系だけでなく国産メーカーも現地と合弁でバスを生産しており、さらに今回のBus
Worldには日本のバス関連メーカーも参加した。
●最新シティバスの実力を探る 南国交通の新型LV/KV
近年の国産バスは車種の絞り込みが進み、市街地路線車は実質2種類のみ。ジェイ・バスのいすゞエルガ(LV)と日野ブルーリボン(KV)はモデルチェンジにより変速機が自動変速のみとなった。その中でメーカー側は、AMTとトルコンATの選択肢を設定する。鹿児島の南国交通は新車を導入するにあたり、AMTとトルコンATの両方を同時に採用している。新車を担当するドライバーから、日々ハンドルを握る立場ならではの視点で意見をいただくとともに、整備部門にも取材した。
●バスマン達の資質を磨く 運転競技会 JRバス関東&奈良交通
日々の安全運行を支える最前線のドライバーの運転技術と意識の向上を図る運転競技会が、国内各地で開催されている。一般の目に触れる機会が少ない社内イベントだが、なかには数十年もの長い歴史を持つものもある。
JRバス関東は今年で15回目の開催である。競技は車両感覚や日常点検、筆記などに加え、高速路線を多数抱えるJRバスならではの試みとして、高速走行時のトラブル対応などが設定された。奈良交通はなんと66回目の開催で、その歴史は半世紀を超える。車両感覚や安全運転、接客サービス、筆記などのほか、通常の乗務を模した公道走行が行われた。
粒よりの最新レポート、連載ほか
●新型車 中国製観光バス“オノエンスター”発売
●ベルゲンを走るエクスキシティとフィヨルドの旅
●名鉄観光バス 運転教習車(災害指揮車)の製作について
●第65回中央技術委員会全国大会開催
●熊本地震9か月後の印象 観光客は戻ってきたが周辺の復興はこれから
●ウィラーエクスプレス 安全対策をさらに強化
●“クロネコ”産交バスに乗る 産交バスの客貨混載
●各地のバスイベント 「バスの日」にちなんで全国各地で開催されたバスイベントをご紹介。
●各地の新車から
●新バスドライバーのひとりごと 卒業の日
●海外記事 香港:マカオに登場したハイガー3扉路線バス
韓国:シングルデッカーの屋根が開く! MANライオンズツーリング登場
ほか
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