バスラマ 171号
(2018年12月27日発行)


定価1,471円 (本体1,362円+税)
A4判 112ページ

ISBN 978-4-89980-171-9

【主な内容の紹介】

●バス事業者訪問
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江ノ電バス〈江ノ島電鉄・江ノ電バス横浜・江ノ電バス藤沢〉

 湘南のアイコンともなっている江ノ電。電車を見に世界から観光客が訪問する。江ノ島電鉄は電車沿線を中心に横浜に至るエリアにバスを運行しており、地域の足となっている。実はバスの方が、事業に占める比率が高いという。江ノ島電鉄を初訪問し、湘南の地域の日常の足や鎌倉などの観光地をめぐる足、あるいは横浜の住宅地の日々の足として、多彩な顔を見せる同社のバス事業を取材した。
 江ノ電は日産ディーゼルを愛用した事業者の一つで、さらに他のシャーシーも富士重工製ボデーで採用した。富士重撤退後は西日本車体を採用しており、首都圏の事業者としては西工製ボデーかなり高い比率で在籍している。
●取材記事と併せて、車両をアルバム形式でご紹介するとともに、車両一覧を掲載する。
●路線紹介記事として、一般路線および鎌倉定期観光バスをご紹介。
●江ノ電OBや読者、編集部の撮影した数々の写真をもとに、アーカイブスを掲載。

〈江ノ電エリアの移動を支える縁の下の力持ち、江ノ電バス〉


●第4回 バステク in 首都圏に見る最新バス&機器・用品

2018年11月2日、千葉・幕張で体験型バスイベント「第4回バステク in 首都圏」が開催された。出展者数はバスメーカー・二次架装メーカー8、機器・用品・システムメーカー21、バス事業者3など32。今回は前日開催の日本バス協会・中央技術委員会全国大会の連携イベントということもあり、全国から100を超えるバス事業者が来場した。会場には最新鋭の安全装備や機器を搭載したバス車両や燃料電池バスと言った未来の車両、輸入小型バスなどが展示され、またコンポーネントや各種システムなどの展示・実演が行われた。

〈メルセデス・ベンツの新型電動シティバス eシターロ〉

●リムジンバスがエレベーター付バスの市販1号車を採用
 三菱ふそうが今秋発売したエレベーター付エアロエースの市販第一陣が、東京空港交通―リムジンバス―に採用され、12月から運行を開始した。車両は左側面ホイールベース間にエレベーターを組み込み、正席2列を折り畳んで車椅子スペースとする。

〈東京空港交通が採用したエレベーター付リフトバス第一号〉

●フフフでご一緒に クラブツーリズムから女性専用旅の専用車登場
 クラブツーリズムが女性限定旅の新ブランドを立ち上げ、専用車両をデビューさせた。車両は内外装を女性デザイナーに委ねて女性目線とするとともに、車両企画などもすべて女性スタッフが携わった。クラブツーリズムと、運行を担当する国際興業に取材した。

●那覇バスターミナルオープン
 全面リニューアル工事が行われてきた那覇バスターミナルが完成し、10月1日に開業した。新ターミナルは地上11階・地下1階となり、路線バスの乗り場は1階にまとめられた。施設関係者にお話を聞いた。
 関連記事として、沖縄取材メモ2018.12を掲載。最新の貸切バス事業者リストなども掲載している。

〈那覇バスターミナル待機場にずらりと並ぶバス〉

●スタイリッシュな電動連節バスを追ってスペインへ/スペインの都市間バスで訪ねたサンセバスチャンとビルバオ
・走る姿を振り返って見送りたくなる、そして乗ってみたくなる。そんなスタイルを備えることも、バスには必要なのではないだろうか。ネットで見つけた美しいスタイルのバスに目を奪われたのをきっかけに、スペイン・サンセバスチャンのIrizar ie tramを訪ねた。
・今回の取材では、スペイン国内の移動に地元老舗事業者の都市間バスを活用した。マドリッドからサンセバスチャンやビルバオに足を伸ばした際にも利用した都市間バスは、日本のバスサービスとはどう違うのか、使いやすさは果たして。

●JRバス運転士の”甲子園” 第2回大会開催
全国のJRバスグループ8社の運転士が挑戦する全国ジェイアールバスグループ運転競技会が開催された。第2回目となる今回は東京・お台場を舞台に、高速線:9人と一般線:6人の計15人が競技に挑んだ。

〈タコつぼ脱出に挑む高速車〉

●増産体制を整えたTTSリビルドターボの生産現場を訪ねて
 小排気量化が進む現在のディーゼル車には、ターボが欠かせないコンポーネントとなる。しかしVGターボは高温環境下で作動するため、部品の経年劣化・摩耗がしやすい。ターボテクノサービス(TTS)はバス・乗用車ターボのリビルドを行うトップメーカーである。TTSグループで製造を担当するターボテクノエンジニアリングが増産体制を整えたのを機に、生産現場を改めて取材した。

●第67回 中央技術委員会全国大会開催
 日本バス協会に加盟するバス事業者の技術者が参集する「中央技術委員会全国大会」が開催された。実務から生まれた工夫やアイデアの審査と表彰、新技術や施策の導入関する業務報告、特別講演などが行われた。
◆業務報告から ・非常時の対応について(西日本鉄道) ・ヘッドライト用LEDバルブの導入について(三重交通) をご紹介。

粒よりの最新レポート、連載ほか
●都営バスがフルフラットノンステップバス導入! 
 東京都交通局が採用したスカニアN280UBを速報としてお届けする。
●実証実験を続けるブルーの大型自動運転バス
●全国貸切バスウォッチング
●睡眠状況の確認に新提案 トライプロ、疲労度測定システムFHMの用途拡大へ
●各地のバスイベントから
●全国貸切バスウォッチング
●国土交通省、増加する大型車の脱輪事故に緊急対策 ほか
●NEW MODEL 三菱ふそうローザ
●各地の新車から
●新バスドライバーのひとりごと クルーズコントロール
●海外連載記事 
 香港:香港―マカオ―珠海連絡橋の24時間シャトルバスサービス
 韓国:韓国国産電気バスの最終ランナー!?宇進産電アポロ1100
●新車一覧(東武バスグループ/京浜急行バス/東急バス)

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