バスラマ 173号
(2019年4月25日発行)


定価1,471円 (本体1,362円+税)
A4判 96ページ

ISBN 978-4-89980-173-3

【主な内容の紹介】

●バス事業者訪問
208
関東バス

 東京・中野区に本社を置き、JR中央線沿線を中心に新宿以西の区部と多摩地区東部に路線を展開する関東バスは、人口の集積するエリアを地盤に生活路線を展開する。沿線には住宅密集地の狭隘路も少なくなく、長年にわたり円滑な運行と大量輸送の両立に注力してきた。近年は高速路線バスの拡充など業容を拡大している。本誌では1991年12月のNo.9で訪問したが、地下鉄新路線の開通や駅前再開発など運行環境は変化しており、関東バスの“いま”を改めて取材した。
●取材記事と併せて、車両をアルバム形式でご紹介するとともに、車両一覧を掲載する。

●特集 2019 春のオムニバス
◆京浜急行バス FCバス SORA を導入/岩手県交通 大型電気バス運行開始/西鉄バスの最近の話題/大阪シティバスの新しい話題/京都京阪バスの宇治茶バス発車/平成エンタープライズのオープントップ2階建てバス/WILLERの京都レストランバス/西日本JRバス貸切車 花嫁のれん第二章/奈良交通の特別仕様貸切車「朱雀」/快適性にこだわり 阪急交通社の菫(すみれ)/京成バス夜行高速車 K★スター・ライナー勢揃い

 行政や多くの企業が新年度を迎えるこの時期は、各地から届くバスの話題も数多い。この時期に各地でデビューした新型車や新しいバスの運行をまとめて、オムニバス形式でお届けする特集が「春のオムニバス」である。

三菱ふそうエアロエース&エアロクィーン 2019年型登場!

2019年2月21日、三菱ふそうの大型バス・エアロクィーン/エアロエースの2019年モデルが発表された。新型MS06に搭載された、進化した衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)のABA4や、ドライバー異常時対応システム(EDSS)などを体験レポートする。

●JR東日本が運行するBRT 2019年春の近況

2011年3月11日の東日本大震災は、津波が東北各県の太平洋沿岸部の鉄道各線に壊滅的な被害を与えた。JR東日本では気仙沼線と大船渡線の一部区間でBRTの運行を始め、基本は鉄道をトレースしつつ、復興による市街地・施設の移転に対応しながら専用道を延長している。

●1929→2019 佐世保市営バス90年の歴史に幕
 2019年3月23日付で、1929年2月にスタートした佐世保市交通局のバス事業は西肥バスに一本化された。市内中心部では市営バスと西肥バスの路線競合が多く、利用者の利便性を維持した上で、事業の継続性をどうすればよいか議論が重ねられた。90年の歴史に幕を下ろそうとする時期の佐世保市営バスを訪ねた。
●取材記事と併せて、佐世保市交通局/させぼバス在籍車両一覧を掲載する。

●関電トンネルの新たな歴史がスタート! 電気バス15台が運行開始
 立山黒部アルペンルートの関電トンネル(扇沢―黒部ダム)で、同ルートの2019年度の開通に合わせて電気バスが運行を開始した。このルートではこれまでトロリーバスが運行されていたが、車両更新にあたり電気バスに置き換えられた。

●バスドライバー安全運転コンテスト(第2部)東京2019
 東京バス協会が主催する「第2回 バスドライバー安全運転コンテスト(第2部)」が開催された。路線バス部門を対象とした2018年10月開催の第1部に続くもので、都内に路線または貸切事業を持つ13事業者24人が参加した。

●川崎市バスの名物車がミニチュアに
 川崎市交通局に1台だけ在籍している日野ブルーリボンシティワンステップが、2019年内に引退することになった。もとは路線車として購入されたが後に貸切に転じており、4枚折戸かつワンステップの短尺車では市バス最後の1台となった。

【新連載】 ちょこっと定観 北海道中央バスAコース
 ご当地ならではの風光を愛で、歴史に触れ、味覚を楽しむ旅の醍醐味を、未知の土地でも味わえるのが定期観光バス。少しの時間で乗れる短時間コースも探せばある。そんな手軽な定期観光バスをご紹介する。第1回は、札幌定期観光バスの半日コースである。

短期連載 バリアフリー対応バスの系譜をたどる 第2回 シティバスの乗降性改善-2
 高齢化社会の進展やオリンピック・パラリンピック対応などで、バリアフリー対応バスの話題をよく耳にするようになった。連載第二回目は、1980年代後半から始まった輸入車や一部事業者とメーカーの協力によるバリアフリー化の進展と、市販化第一陣までを振り返る。

私の知っているバス達 2 日本のボンネットバスとその時代 〈バスラマ編集長 和田由貴夫〉
 バスラマには国内外の多彩なバスの話題を掲載しているが、ここでは今現在の情報とは少し離れて、バスを眺めてみようと思う。前号に引き続きボンネットバスである。都心部では比較的珍しかったボンネットバスだが、郊外や地方では珍しくない存在だった。しかし地方でも、気付くと急速に数を減らしていった。

粒よりの最新レポート、連載ほか
●各地の新車から/全国貸切バスウォッチング
●BYDジャパンの小型電気バス/はとバス定期観光70周年感謝の集い/第2回女性バス運転手の会/中部空港で中国製電気バスによる自動運転/京都市バス「前乗り後降り」実施 ほか
●2018年度スーパーハイデッカー、同下期ノンステップバス採用実績
●新車一覧 北海道中央バス/東武バスグループ
●新バスドライバーのひとりごと 新車の香り
●海外連載記事 
 香港:香港バスラリー2019開催
 韓国:ソル(旧正月)連休の高速バス

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