バスラマ 179号
(2020年4月25日発行)


定価:本体1,362円+税

【税込価格】1,498円
A4判 96ページ

ISBN 978-4-89980-179-5

【主な内容の紹介】

●バス事業者訪問
214
中日臨海バス

 三重県四日市市に本拠を置く中日臨海バスは、首都圏と近畿圏、中京圏で企業・事業所などを中心とする送迎貸切を手掛ける業界大手事業者である。送迎貸切は観光貸切や路線バスと異なり、誰もが利用できるバスではなく、また保有台数のわりに運行エリアや時間帯が限られていることもあり、その仕事はなかなかうかがい知れない。日本の産業の縁の下の力持ち的存在である中日臨海バスを訪ね、送迎貸切という仕事に就いてうかがった。
 取材記事と併せて、車両をアルバム形式でご紹介するとともに、グループ車両一覧など関連記事を掲載する。

ベイラインエクスプレス
 
川崎市に本社を置くベイラインエクスプレスは中日臨海バスの関連企業で、Willer Expressとの合弁により高速路線バスを手掛けている。同社はウィラーの展開する数々の安全運行や接遇へ施策に加えて、独自の施策を進めている。

●特集 2020 春のオムニバス

春は新年度の始まり。バス業界では新型車の導入や、新しい事業展開の話題が活発になる。この3月から4月にかけて本誌がキャッチした情報・全13テーマを22ページにわたりオムニバス形式でご紹介する

◆オノエンジニアリングの電気バスが日本上陸 
 年鑑バスラマや先号で予告したオノエンジニアリングの電気バスが、いよいよ日本に上陸した。オノエンスター観光車に続く第二弾で、4車型が用意される。7m、9m、10.5mのシティバスを各々ご紹介する。

◆奈良交通の高級貸切車「青龍」登場 1年前にデビューした特別貸切車両「朱雀」に続き、奈良交通の貸切車に新たに「青龍」が登場した。その名の通り、ブルーメタリックの外装に青系統で統一された車内を持つ「青龍」を取材した。
◆SKY HOP BUS京都にも UNVI登場 
昨年11月のバステク in 首都圏で初公開された日の丸自動車興業のオープントップ2階建てバス新型車UNVIが、京都で明星観光バスが運行するSKY HOP BUSに加わった。
◆はとバス・アストロメガに貸切仕様が登場 
はとバスが2階建てバス・バンホールアストロメガの貸切車を2台導入し、定期観光車と合わせて7台体制となった。
◆アストロメガ 続々就役! 
スカニア/バンホール アストロメガは、各地で導入が進んでいる。現在の導入状況をご紹介。
◆東海バスの湯~遊~バスに“彩”登場 
東海バスが熱海市内で運行する名所めぐりバス「湯~遊~バス」に、新たにレトロ調のオリジナル車“彩”が登場した。
◆大阪バス、御堂筋に路線進出 
北海道から沖縄まで、400台以上の貸切バスを展開する東京バスグループ。その中核・大阪バスが大阪駅を発着する路線バス「御堂筋線」の運行を開始した。
◆都営バスがトヨタSORAを23台増備 
東京都交通局は2019年度新車の一部として燃料電池バス・トヨタSORAを23台導入するとともに、3月30日に有明営業所を新設した。交通局のSORAと2019年度採用の一般車・いすゞエルガ、有明営業所をご紹介。。
◆東急バスがトヨタSORAを導入 
東急バスは環境対策の一環として、2月に燃料電池バス・トヨタSORAを1台導入した。都内の民営バスでは3番目である。
◆東京BRTの運行計画 
東京オリンピック・パラリンピックは1年延期が決まったが、五輪に向けて準備が進められてきた公共交通網の中核となるBRTシステムについて、運行計画と車両をご紹介する。
【拡大版】 横浜市交通局のBAYSIDE BLUE間もなくデビュー
 国産初のハイブリッド連節バスを初採用した横浜市交通局の「BAYSIDE BLUE」が、横浜ベイエリアで6月から運行を開始する。連節バスの企画から運行にいたるまで、4年がかりで準備してきた横浜市交通局に取材した。
◆【拡大版】 富士急バスがBYD K9を3台導入
 富士急バスが中国BYD製電気バスK9を3台導入し、富士五湖エリアで運行を開始した。このエリアでは富士山の環境保護をねらい、低公害車を積極採用している。これまでCNGバスを採用してきた富士急バスに、電気バス導入の経緯などを聞いた。
◆【拡大版】 ジェイ・バスの“ファン!バス”
 オリジナルバスは一般に二次架装メーカーや改造メーカーが製作するが、メーカー系完成車メーカーのジェイ・バスから、大型路線車ベースのオリジナルバスが登場した。ジェイ・バス宇都宮工場で担当した方々に取材した。

●バスラマ創刊30周年記念インタビュー
日野自動車代表取締役社長 下 義生氏に聞く

 本誌は次号で創刊30周年の節目を迎える。30周年記念企画の第一弾として、日野自動車の代表取締役 最高経営責任者である下 義生氏へのインタビューをお届けする。下氏は車両開発の技術・企画部門で初代セレガの開発などに携わられてきた。本誌では創刊初期のNo.3(1990年12月)で、当時発売されたばかりの初代セレガの開発を担当された下氏とともに大阪→東京間に就役した同車に試乗し、お話をうかがったことがある。今回は日野自動車のトップという立場から、お話いただいた。

●“一番近いヨーロッパ”ウラジオストクでバスに乗る
 日本から一番近いヨーロッパとも言われるロシア・ウラジオストクは近年急に注目度が高まっている。市内移動は路線網の充実したバスが便利で、他に路面電車やトロリーバスなども走る。

●産交バス 2019年廃止ローカル路線を走るバス
 熊本の産交バスは、2019年に数次に分けて、人吉・五木村地区や玉名・山鹿地区、熊本市内などで路線を廃止した。これら廃止区間を走っていたバスを、読者の写真で沿線風景と共にご紹介する。

●Busrama かわらばん
西武バスの乗合新デザイン/沼津のグリーンスローモビリティバス本格運行開始/都営バスのルーツ・円太郎バスが重要文化財に/京王バスがミニバスで路線開設/大町市がトロリーバス保存/東京地区でリフト付ガーラ採用が増える

●2019年度スーパーハイデッカー、同下期ノンステップバス採用実績
スーパーハイデッカーバス・2階建てバスとノンステップバスの採用実績をご紹介する。期間はスーパーハイデッカーバス・2階建てバスは2019年度、ノンステップバスは2019年10月~2020年3月の2019年度下期である。

連載 バリアフリー対応バスの系譜をたどる6 ここ10年間のシティバスの変化など
 連載第5回でふれたように、大型ノンステップバスの普及が進んだ時期は日本のバスメーカーの再編期でもあった。これによりモデル集約が進むとともに、標準仕様に準拠するモデルが普及した。また連節バスやフルフラットバスなどで、海外メーカーの参入が目立った。今回は再編が一段落して以降の変化を詳説する。2陣営となったバスメーカーは、どちらもモデルチェンジにより使いやすいバリアフリーを目指した。

粒よりの最新レポート、連載ほか
●各地の新車から/全国貸切バスウォッチング
●鹿児島市交通局、16路線民間移譲/気仙沼線・大船渡線BRTの話題
●新製品ガイド
●どらなびバス営業所見学会 高知県で開催
●新バスドライバーのひとりごと 降車ボタン
●海外連載記事 
 香港:屋根に太陽電池を載せたダブルデッカー
 韓国:新型コロナウイルス、韓国のバスを止める
●新車一覧 京浜急行バス/東武バスグループ/東急バス/北海道中央バス

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