バスラマ 182号
(2020年10月25日発行)


定価:本体1,362円+税

【税込価格】1,498円
A4判 112ページ

ISBN 978-4-89980-182-5

【主な内容の紹介】

バスラマ創刊30年を迎えて

◆バスラマ創刊30周年記念インタビュー
大阪バス 代表取締役社長 西村 信義氏に聞く

 30周年記念インタビュー第三弾として、大阪代表の西村信義氏へのインタビューをお届けする。大阪バスグループは国内最大の貸切バスグループで、創業の地・福知山から近畿圏へ進出し、今や北海道や関東、沖縄まで広くグループでカバーしている。同社代表取締役社長の西村信義氏に、新型コロナウイルスの影響もふくめ、グループの動向などをお聞きした。

◆バスラマインターナショナルの軌跡 No.41-179の内容を振り返る (2)
 本誌は1990年8月25日に創刊号を発行し、以来30年にわたり偶数月25日に発行を続けてきた。絶版となった古いバックナンバーへの要望も高く、No.40まではPDF形式で復刊をしている。本稿ではNo.41からの歴史を振り返り、各号を紹介していく。

●バス事業者訪問
217
横浜市交通局

 横浜市交通局は、神奈川県の県庁所在地であり、日本の市町村では最多の人口を擁する横浜市の公営交通事業者である。市内の広いエリアに路線網を展開し、市営地下鉄と併せて市民の足となっている。21世紀初頭の赤字を背景に同局では事業の見直しと再建を進め、公営交通の形態を維持しつつも、補助金に頼らず民間並みの自立経営への転換を目指した。一般路線バスのみならず、近年は貸切の充実や、連節バスや観光路線バスなどの新たな施策も打ち出して話題となっている。
 取材記事と併せて、車両をアルバム形式でご紹介するとともに、車両一覧など関連記事を掲載する。

特集 新型コロナウイルスCOVID-19のバスへの影響II
 新型コロナウイルスCOVID-19の影響により人の移動が大幅に制約され、バス業界では業種業態を問わずに非常に深刻な影響が出ている。本誌では6月発行のNo.180で緊急特集として取り上げており、続報をお届けする。
◆今年5~8月の輸送人員の変化など
 一般路線バス/高速路線バス/定期観光バス/貸切バス/空港連絡バス 各々数社の協力を得て、バスの利用者の推移を可視化した。
◆コロナに負けるか!バス事業者の取り組みから

 複数の事業者に、データには見えない現場での受け止め方や対策を取材した。
 定期観光:京阪バス 京都の定期観光を一手に引き受けており、全面運休という未曽有の事態に直面した。
 高速路線:名鉄バス 緊急事態宣言を受けて乗客数が1割程度まで落ち込無中で、“密”を避けた高速バスを模索した。
 一般路線:濃飛乗合 インバウンド旅客に支えられてきたエリアで、バスを必要とする地域住民の足の維持に取り組む。
 このほか東京空港交通やはとバスが行った、休車を余儀なくされる時期だからこそのPRの取り組みを紹介する。
◆いま注目のバスの感染症対策2
各社の感染症対策と対策用品の新商品/飛沫対策のアクリル板設置例

●IAA中止。しかし技術開発は止まらず続く

 欧州での新型コロナウイルス感染拡大にともない、イベントは軒並み中止された。9月に開催されるはずだった世界最大の商用車ショーIAAも中止となったが、このショーでの発表をねらって新型車や新技術の開発を進めてきたメーカーも多く、開催時期に独自のオンラインイベントを行ったところもある。そのような最新の話題からいくつかピックアップしてお届けする。

【レポート】東京BRTがプレ運行開始
 10月1日、東京都内臨海地区の輸送を目的に計画された新たなバスシステム・東京BRTがプレ運行を開始した。バスは晴海BRTターミナルと虎ノ門を結んで運行される。なお本格運行では東京BRTが運行主体となるが、プレ運行は同社の母体である京成バスが担当している。

【レポート】自動運転の話題 日本初!自律走行によるNAVYA ARMA定期運行開始
再び日本初!遠隔操作で自動運転の営業運行 相鉄バス&群馬大学
 全国各地で自動運転・自律走行の実証実験が進む中で、定期運行や営業運行の話題も出ている。
・東京・羽田では、小型電動バスの自律走行による実用運行が始まった。実証実験以外で、ルート・時刻を定めて毎日運行するのは日本初である。
・相鉄バスと群馬大学は、ズーラシアと周辺施設を結ぶ区間で、ドライバーが車内に乗務せず、数Km離れた場所から遠隔操作する自動運転バスを日本で初めて営業運行した。

【レポート】四神降臨-奈良交通の特別車両「四神シリーズ」完成
 奈良交通の特別車両「四神シリーズ」が勢ぞろいした。2019年の朱雀と青龍で始まったこのシリーズに、新たに玄武と白虎の2台が登場した。

【レポート】「コロナ禍の先を見据えて」5年目を走るWILLER TRAINS
 WILLERグループの鉄道部門WILLER TRAINSが看板とする京都タンゴ鉄道の予約制レストラン列車のメニューが一新した。これを機にWILLER TRAINSを訪問し、地元と丹鉄、バスと丹鉄、新型コロナウイルスと丹鉄について取材した。

短期連載 私はドイツの韓国人バスドライバー 第三話
 2014年まで韓国から海外レポートを執筆していたチェイ・ウォンホ氏は、現在ドイツで路線バスのドライバーとなっている。自分の夢を実現するため渡欧した経緯や仕事の様子を短期連載でお届けする。第三話では、外国人としてドイツでどうやって就職を実現したか、その苦労を回想する。

粒よりの最新レポート、連載ほか
●最新バス機器・用品ガイド
●各地の新車から/最新電気バス情報
●三菱ふそうバス製造がウェルカムセンターを開設
●西武バスが次世代バイオディーゼル燃料を採用
●大阪シティバスが路線バスのデザインを一新
●新バスドライバーのひとりごと 新型コロナウイルス禍のバスドライバー
●海外連載記事 
 香港:シティバスの40周年記念復刻塗装車
 韓国:休載
●新車一覧 休載

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