バスラマ 199号
(2023年8月26日発行)


定価:本体1,362円+税

【税込価格】1,498円
〈本体価格1,362円〉
A4判 88ページ

ISBN 978-4-89980-199-3

【主な内容の紹介】
●バス事業者訪問
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関東鉄道グループ
 関東鉄道/関鉄観光バス/関鉄グリーンバス/関鉄パープルバス
 茨城県土浦市に本拠を置き、同県南部から中部に至る広いエリアに路線網を持つ関東鉄道は、2022年に100周年の節目を迎えた。本誌では23年ぶりの再訪となったが、前回訪問後の鉄道新線の開業、さらに直近ではコロナ禍が大きな影響を及ぼすなど、状況は何度も大きな変化を迎えている。関東鉄道は地域と共同して路線網の維持を図る一方で、鉄道代替BRTの運行や低公害車・電気バスの導入、MaaS等への積極的な参加などの新機軸に取り組んでいる。
 取材記事と併せ、保有車両をアルバム形式でご紹介する。また車両概要や保有車両一覧、路線試乗レポートなど関連記事を併せて掲載する。

【電気バス最新動向】
 
国内各地で電気バスの導入が加速している。全国から届けられる電気バスの新たな話題から、事業者の特徴な取り組みや新型車の話題をお届けする。
◆北九州市営バスに電気バス再登場 
 
2014年に全国でもいち早く大型電気バスを導入した北九州市交通局に、電気バスが再登場した。車両は地元のスタートアップ企業、EVモーターズ・ジャパンが手掛ける7m小型バスである。
◆Osaka Metro Group 大阪シティバス 100
%の電動化に向けて第一歩
 
2035年をめどに全車両電気バス化を目指すOsaka Metro Groupでは、2025年の大阪万博を機に電気バス導入を積極的に推進している。このほど導入第一陣として、EVモーターズ・ジャパンF8シリーズ2大型電気バスの営業運行がスタートした。

◆西鉄バスのレトロフィット電気バス 国産化で普及に弾み
 
西日本鉄道は経年ディーゼル車を電気バスに転換するレトロフィットに挑戦している。海外から技術導入を受けて西鉄車体技術での国産化を実現し、電気バスの量産・導入がいよいよ始まる。レトロフィット電気バス使用の現場と改造の現場を各々取材するとともに、ディーゼル車と比較したメリットなどを西鉄に聞いた。

◆ZMPの自動運転電気バス 最新世代が登場 
 自動運転やロボット技術を手掛けるZMPは中国のアンカイと協力し自動運転小型他電気バスを国内で展開している。7月にお茶の水女子大学と共催した技術イベントで、小型電気バスの第二世代モデルがデビューした。

【レポート】
日本総合リサイクルを訪ねて
バスの解体・資源再生で社会に貢献
 
日本総合リサイクルは富山県高岡市を本拠とする総合リサイクル企業・豊富産業グループの一員で、バスなど大型車や鉄道車両、近年は航空機の解体と資源再生を手掛けている。同社は安全かつ効率的な解体によるリサイクルを実現しているという。日本総合リサイクルを訪問し、車両解体の現場を取材するとともに、創業者に同社の歴史や事業のあらましをうかがった。

【レポート】

芳賀・宇都宮LRT いよいよ運行開始!
 8月26日、栃木県で新たな路面電車「芳賀・宇都宮LRT」が開業する。国内で新規開業する路面電車としては1948年以来75年ぶりで、新たな公共交通の姿として注目を集めている。芳賀・宇都宮LRTの運行事業者の経営には地元の関東自動車が参加しており、開業に際しては同社も含め既存バス路線網の大幅な再編が行われる。開業を目前に控えた宇都宮ライトレールを訪問するとともに、LRT開業後のバス事業の展開について関東自動車に取材した。

【レポート】
富家病院が導入した水戸岡デザインのエレベーター付バス

 埼玉の富家病院が、オリジナルデザインのエレベーター付大型バスを導入した。長期にわたり闘病生活を送る患者さんに、束の間でもバス旅を楽しんでもらうねらいで、こだわりに溢れる内外装は水戸岡鋭治氏による監修である。

【レポート】

三菱ふそうバス製造からボディプリントバスが走り出す

 三菱ふそうバス製造(MFBM)が、ラッピングに代えてバスボデーに直接画像を印刷する“ボディプリント”を行っている。バステクフォーラムやバステク in 首都圏に施工車が出展されて注目を集めたが、作業の現場を訪問し特徴などを聞いた。

【レポート】
WILLERの新4列シート「プライム」登場

 Willer Expressが4月から新しい4列シート「プライム」装着車の運用を開始した。このシートは約10年前から運行されてきた「リラックス」の改良版で、今後順次増車されていく見込みである。

【新・短期連載】
カタログで偲ぶ“平成初期
”のバス達 第1回 いすゞLVキュービック
 本誌ではこれまでバスメーカーや事業者の技術者が手掛けたバスを回顧する「私の知っているバス達」、系列・車型ごとの特徴や変化を紹介する「バスのカタログ」などで国産バスの歴史を紹介してきた。今号からは焦点を“平成初期”に合わせ、本誌の創刊と歩みを共にしてきた時代のバスを、メーカーカタログを中心に紹介していく。第1回は1984年3月、昭和58年規制(P-)に適合して登場した大型バス・いすゞLV“キュービック”である。

粒よりの最新レポート、連載ほか
●エッセイ 雨の中のバス 作:渡邉嘉也
●名阪近鉄バスのソーラーパネルバス/船橋新京成バスのニューフェイス
 日田彦山線BRT「ひこぼしライン」間もなく運行開始/三島-羽田間高速バス開業
 JR九州バス運転競技会/どらなびの神奈中営業所見学会
●各地のバスイベント&バスファン向けツアー
●神奈中商事がECサイト「バスマニアックス」オープン
●新製品ガイド TOYO TIRE/ブリヂストン
●各地の新車から/全国各地の車両の話題
●バスドライバーのひとりごと 感謝と惜別
●海外連載記事 
 香港:さらばNWFB!新・シティバス出発!
●新車一覧 休載

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