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| 定価972円 （本体900円＋税） A4判 56ページ ISBN 978-4-89980-059-0 |
（2015年8月5日発行）
三菱ふそうキャンターに加わったニューフェイス・4」トン積ダンプと、同じく4トン積級EXに試乗した。中型クラスの積載量を誇る2車の実力はいかに。
キャンター4トン積ダンプはキャンターをベースに専用シャーシーの採用と機器類の配置見直しなどを行い、小型トラックの機動性を維持しつつ、積載量4トンを実現した。プロドライバーだけでなく、誰でも使う可能性があるこのクラスの車両は、性能や積載量だけでなく取り扱いの容易さも重要となる。
EXは先号で掲載した三菱ふそうとUDトラックスの共同開発車のふそう版にあたる。キャンターをベースにドアパネルとキャブを拡幅し、中型並みの幅広ボデー架装を可能とした実用モデルで、キャンター譲りのAMTを装備できる。十分な容積の荷室、そして十分な積載量をきちんと確保した。
●スカニアの単車が日本上陸！
スウェーデンを本拠に世界各国で大型商用車を展開するスカニア。同社は日本ではトラクターを中心に展開してきたが、連節バスの導入さらにこの6月には単車を導入するなど、攻勢を強めている。
輸入車と言えば“特別なクルマ”のイメージで、強力なエンジンやデザインなどで国産車にないものを求めるユーザーが導入するケースが多かったが、単車はより一般的な仕様で、ボリューム市場をねらったものとなる。独特のモジュラー設計を採用し、国産車にないキャブバリエーションを揃えるスカニアは、単車＝長いトラクターという。
乗用車を中心に普及が進むEVに、新たに登録車のバンが加わった。日産のe-NV200はガソリン商用車NV200をベースに、乗用EVリーフの電動駆動コンポーネントを組み込んだ商用車である。コンポーネント配置や足回りを工夫することで、商用車に求められる積載性をほぼ犠牲にすることなくゼロエミッションを実現したe-NV200に試乗した。動力性能、そして一般に電気自動車の弱点とされる航続距離を、エコランとは無縁な“日常使用条件”で試した。
●いすゞ新型エルフハイブリッド ドライバーにも環境にも優しくなって新登場
いすゞがの小型ハイブリッドトラック・エルフハイブリッドが改良され、4月から全国発売された。新型エルフハイブリッドは本誌No.58でご紹介したディーゼル14.5型の改良を反映、さらにHV制御を見直し、より省燃費を実現するなどハイブリッド機能が強化された。また駆動バッテリーの徹底活用をねらい、完全電動のEVモードを設定した。
●東京ユニオン物流 予防安全を中心に様々な取り組みを進める
1967年に創業した東京ユニオン物流は軽トラックから大型トラックまで約150台を擁し、首都圏西部を中心に物流を担う。同社は安全最優先の徹底を経営方針としており、いち早くグリーン経営認証や安全性優良事業所認定を取得した。そしてとある事故をきっかけに、ドライバーの疲労度を客観評価する新システムを導入、ドライバー自身によるより安全を意識した運行につなげている。このほか様々な安全性向上の施策を実践する東京ユニオン物流を取材した。
●木島陸運の日産U681のレストアのその後
本誌No.55でニッサン582型など保存トラックをご紹介した木島陸運。同社でレストアが進められ、車検取得を目指していたニッサンU681はどうなったのだろうか。レストア車の現状を同社に訪ねた。
●快走！大型CNGトラクター
2015年2月から、大型CNGトラクターがLNG輸送で稼働を開始した。これまでもCNGトラックはご紹介しているが、CNGトラクターは本邦初という。いすゞギガをベースとする大型CNGトラクターを運行するニヤクコーポレーションを訪問し、実際の使用感などを取材した。
粒よりの最新レポート、連載ほか
●UDトラックスの新拠点 新社屋とエクスペリエンスセンター
●ブリヂストンのTB用タイヤ リサイクル・リユース拠点を訪ねて
●現代自動車のニューフェイス All New マイティ デビュー
●ミャンマーで出会ったはたらくくるま
●四角四面のはたらくくるま−ミラノの移動販売車
●新はたらくくるま この１台 1959年のトヨタの商用車
●僕らの消防車見聞録 兵庫県の消防車
●はたらくくるまのスケッチブック 続・キューバで見かけたはたらくくるま
●イベント記事
人とくるまのテクノロジー展/NEW 環境展/運輸システムEXPO2015
●ザ・タクシー 「幸運の黄色いタクシー」/トヨタMIRAIのタクシー ほか
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