定価972円 (本体900円+税)
A4判 56ページ
ISBN 978-4-89980-660-8
ワーキングビークルズ60
2015125日発行)
●いすゞ新型ギガ デビュー!
 いすゞの大型トラック・ギガがフルモデルチェンジを果たし、10月28日に発表発売された。先代は1994年11月のデビューであり、実に21年ぶりのフルモデルチェンジである。新型ではエンジンやトランスミッションの改良が行われたほか、従来のイメージを一新するキャブデザインを採用。小型から中型、さらに大型まで統一したイメージのファミリーアイデンティティを実現した。

 新型ギガは車両単体としての性能向上に加え、車外情報システムとの連携を図り、輸送を“システム”と位置づけたモデルとなった。今回のモデルチェンジは主力である単車系のみだが、近い将来のトラクターの改良、小排気量エンジンの追加などが既にロードマップに示されている。
 今号では巻頭特集として新型ギガを詳細に解説。また開発者やデザイナーにインタビューし、開発のねらいを訊ねるとともに、デザインのポイントなどを聞いた。
 また新型ギガにいち早く試乗し、インプレッションをお届けする。併せて歴代のいすゞ大型キャブオーバートラックの顔、アジア圏の中/大型トラックなど関連記事を掲載した。
●第44回 東京モーターショー2015の商用車達
自動車の祭典・東京モーターショーが2015年10月30日から11月8日まで開催された。第44回を迎えた今回は、世界」160社から417台が出品され、大型商用車は国内4社とボルボトラックスが出品した。いすゞ自動車は新型ギガの発表をこの場に選ぶとともに、新型バス・エルガを展示し注目を集めた。
日野自動車はハイブリッド車のほか海外向けモデルや技術を前面に押し出した。三菱ふそうは働くくるまのイメージを強調する展示内容となった。UDトラックスはボルボと一体で、両社の技術のコラボレーションを紹介した。本特集では、これら大型4社に加え、日産車体、スズキ、ダイハツ、車体工業会会員が出品した商用車や特装車、ボデーなどをご紹介する。さらに出品車両の中から、興味深いものを3台、より詳細にご紹介する。

●モーターショー出品車から
日野プロフィアハイブリッド:
日野プロフィアハイブリッドは、これまで中小型トラックやバスなどに展開してきたハイブリッドシステムを、新たに大型トラックに組み合わせたものである。開発担当者に、日野プロフィアハイブリッドのハイブリッド技術について聞いた。
八千代工業こまわり救急:八千代工業は軽自動車をベースとした救急車を参考出品した。道路が狭隘な地域など、小回りがきく救急車のニーズは高い。この車両は参考出品の扱いだったが、今年度中の実用化を目ざしているという。
高山自動車マイクロEVキッチンカー:コーチビルダーの高山自動車は、インホイールモーター駆動の電動シャーシーに箱型ボデーを架装したユニークなキッチンカーを出品した。イベントなど目的地まで公道上を自走し、ボデーを拡幅して店舗になる、はたらくくるまである。


●THE TAXI SPECIAL ロンドンタクシーTX4が東京で稼働開始
本誌No.50で試乗したロンドンタクシーことLTI TX4が10月から、東京都内の法人タクシーで稼働を開始した。この車両は都内初のTX4のタクシーという。TX4の実車と、同車を導入した互助交通に導入の契機や使用しての所感などを取材した。。

粒よりの最新レポート、連載ほか

●新はたらくくるま この1台 いすゞファーゴ
●僕らの消防車見聞録 島根県の消防車
●はたらくくるまのスケッチブック シボレー初の戦後型トラック アドバンスデザイン
●趣味のはたらくくるま ルノートラックTシリーズ
●イベント記事
 日野自動車サービス技術コンクール/三菱ふそうサービス技術コンテスト
 ブリヂストンサービスマン&セールスマン全国コンテスト
●ザ・タクシー トヨタが次世代タクシーの概要を発表/オランダでテスラSが大量導入
●新型車 三菱ふそうスーパーグレートV/日野レンジャー/いすゞフォワード/スズキキャリイ ほか

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