ワーキングビークルズ
64号

(2017年4月5日発行)
定価972円 (本体900円+税)
A4判 56ページ

ISBN 978-4-89980-664-6

【主な内容の紹介】

●はたらくくるま最前線
14
山岸運送 車両の柔軟な活用で顧客ニーズに即応

 静岡・島田を拠点とする山岸運送は、グループの静浜トランスを含め約200台を保有する物流事業者である。同社は静岡県を中心に近県と結ぶ輸送を行う物流事業者である。先般のジャパントラックショーにボンネットトラックなどを展示し注目を集めた。。
 山岸運送では大型トレーラーやフルトレーラーから中小型に至るまで、車種にこだわらず多彩なトラックをラインアップしている。実は多くを中古車で導入しており、整備や改造、塗装まで含めて全て自社内で完結するユニークな体制を取る。同社の車両運用および購買戦略と、それを支える整備・改装体制は長年の経験に裏付けられており、そのノウハウは他社の追随を許さない。また近年深刻化するドライバー不足に対しては、ユニークな手法により新人を獲得するとともに、ドライバーの勤務体系も見直して働きやすい環境づくりを行っているという。同社を訪問取材するとともに、保有する車両および動態保存されている保存車両などをご紹介する。

●特装車メーカー  ヤシカ車体を訪ねて
 茨城・石岡にあるヤシカ車体は、ユーザーニーズに対応するボデーを架装する特装車・特種車メーカーである。もともとは横浜の車両整備・修理事業者としてスタートし、ノウハウを活かしてバンボデーの架装なども手掛けるようになった。その過程でユーザーから持ち込まれた難題をに取り組み、開発・製造した経験が原点となり、ニーズにきめ細かく応えるボデー架装メーカーとしてのポジションを確立した。同社に“特装車の出来るまで”を取材するとともに、手掛けてきた代表例をご紹介する。

◆ヤマト運輸の新規格トレーラー
 日本のトレーラーは全長規制があるが、2013年に連結全長21mのフルトレーラー、2015年にはセミトレーラーの一部で連結全長18mまで認められるようになった。ヤマト運輸では幹線輸送での運行用に新規格のセミトレーラーとフルトレーラーを導入し、神奈川―愛知の大型物流施設間の運行を開始した。
◆帰って来たダットサントラック!? 日産NP300ナバラ
 かつては日本のどこでも見かけたのに、今や希少種となったピックアップトラック。しかし国産各社は海外専売モデルを展開している。日産NV400輸入を手掛けるRangers(本誌No.61)は、日産のスペイン製ピックアップ“NP300ナバラ”の輸入販売を開始した。実際に車両を取材するとともに、Rangersに話を聞いた。
◆赤レンガ倉庫の中にタイムスリップ
 GLION(ジーライオン)ミュージアムのクラシックトラック

 1999年に倉庫としての役目を終えた大阪・築港赤レンガ倉庫が、GLIONミュージアムとして生まれ変わった。内部には常時80台程度のクラシックカーが情感豊かに展示され、“大人のミュージアム”のコンセプトを実感させるお洒落な雰囲気に満ちている。
◆平成29年東京消防出初式に参加した消防車から
 1月6日、東京消防庁の恒例行事「東京消防出初式」が開催された。今回は平成28・29年の消防防災標語「防災で 守る地域と みんなの笑顔」を旗印に、消防職員や消防団員などのほか、消防車143台、消防ヘリ5機、消防艇7隻などが参加して防災への構えを披露した。
◆三菱ふそう 次期新型トラックの新技術
 平成28年排出ガス規制の完全施行を控えて、大型各車からは新規制適合車の話題が聞こえてきた。三菱ふそうは大型トラック・スーパーグレートの21年ぶりとなるフルモデルチェンジを予告するとともに、エンジンやトランスミッションなど新型車に盛り込まれる予定の新技術のいくつかを事前発表した。
◆いすゞがレストアしたヒストリック車が大集合
 いすゞ自動車が藤沢工場で「いすゞヒストリックカー撮影会」を行った。イベントでは同社がレストアし動態保存される歴代車両11台が登場した。本誌No.55でもご紹介したが、今回は2台を除いて初参加となる。なお一部車両は今年4月オープン予定の「いすゞプラザ(仮)」に収蔵される。登場した保存車両の中から、商用車を中心にご紹介する。
◆UDトラックス エクストラマイルチャレンジ
 UDトラックスは世界のUDユーザーを対象に、運転技術などを競うコンテスト「エクストラマイルチャレンジ」を開催した。前号でご紹介したサービス・メカニック部門対象の「現場チャレンジ」に続くもので、今回は車両の点検と運転実技で競われた。予選を勝ち抜いたインドネシア・タイ・マレーシア・南アフリカの4チームが本選に挑んだ。
◆THE TAXI フランス・シンビオから燃料電池タクシーの提案
 フランスの研究開発企業シンビオが、FC EXPO展に日産e-NV200をベースとする燃料電池タクシーの提案を行った。この車両はEVの駆動系をそのままに燃料電池システムを追加し、EVの弱点とされる航続距離を補うもので、会場では実車展示が行われた。

粒よりの最新レポート、連載ほか
●東京オートサロン2017の会場から
●旧車ファンのピクニック ニューイヤーミーティング開催
●読者が撮った各地の消防車
●海外専用中型トラック UDクローナー登場
●建機の新モデル
●NEW MODEL 日産NV150AD 三菱ランサーカーゴ/マツダファミリアバン
●WVミュージアム 1953年頃のクルップタイタン
●はたらくくるまのスケッチブック トヨペットライト・バン SKまたはRK
●僕らの消防車見聞録 鳥取県の消防車 ほか

ご注文は

こちらから。
*送料は全国均一、従量制です。
*1冊:220円、2冊:300円および代引手数料260円が書籍代の他に加算されます。
*法律に基づく表示

バックナンバー ●前号 No.63 の案内はこちらから
ワーキングビークルズ 定期購読を受け付けています。
←詳細は「バックナンバー注文ページ」をご覧ください。