ワーキングビークルズ 76号 (2021年4月5日発行) 定価1210円 (本体1100円+税) A4判 56ページ ISBN 978-4-89980-676-9 |
【主な内容の紹介】
◆迅速&大量救助&車いす対応 東京消防庁のエコニック消防車
2020年6月、東京消防庁に全く新しい消防車が搭乗した。メルセデス・ベンツ エコニック特装シャーシーにローゼンバウアー製30m級はしごを搭載したはしご車で、東京はもとより国内でもこの1台のみという車両である。このはしごは車いすの救助に対応した大型バスケットを備えることも特徴となっている。この特別な車両について、東京消防庁に取材した。
《関連記事》
●東京消防庁の歴代輸入はしご車
東京消防庁では長年にわたり、何度も外国製のはしご車を採用している。これまでに導入された輸入はしご車を、写真でご紹介する。
●令和三年 東京消防出初式
2021年1月6日、東京消防出初式が開催された。新型コロナ禍により初の無観客開催となったが、東京消防庁の職員・団員および車両68台が参加し、恒例の分列行進や各種消防演技が行われた。
◆UDクオンに前2軸・6x2シャーシーが復活
UDトラックスの大型トラック・クオンがラインアップを充実させている。先号で取材したショートキャブ車に続き、現行モデルへのモデルチェンジ時に一時中断していた前2軸・6x2シャーシーが再設定された。この新型シャーシーは、特に石油ローリー向けに開発されたものである。UDトラックスに取材した。
◆平成28念規制適合の国産中型トラック
本誌No.73および74で掲載した国産大型トラック・輸入大型トラックに続き、現行の国産中型トラックをカタログ形式で紹介する。紹介するのは、日野レンジャー、いすゞフォワード、三菱ふそうファイターのディーゼル車各モデルである。UDトラックスコンドルなど一部車種およびハイブリッド車・CNG車は次回の掲載を予定する。
◆世界を舞台に大活躍!いすゞの最新型D-MAX
ピックアップトラックは日本では珍しくなったはたらくくるまだが、世界に目を転じると商用から貨客両用さらに乗用車としてのニーズまで根強く愛されている。いすゞ自動車はタイを拠点にグローバルモデルD-MAXの開発と生産を行っている。2019年10月にD-MAXは第3世代へと進化しており、このほど藤沢にあるいすゞプラザの展示車に、最新世代D-MAXが登場した。
◆THE TAXI SPECIAL 神奈川トヨタのJPN TAXIボディダンパー
2017年に登場したトヨタJPN TAXIは、特に東京で従来のセダン型タクシーを急速に代替しつつある。その乗り心地はセダン型と大きく異なる。トヨタの老舗販社・神奈川トヨタ自動車はタクシー販売に力を入れており、車体の揺れを抑制し、乗り心地の改善と運転疲労軽減に寄与するコンポーネントを独自展開する。
◆少人数の時代性 東礼自動車のバス型霊柩車
ほぼすべての日本人が人生の最後にお世話になるはたらくくるま、それが霊柩車。伝統と格式から変化の小さい世界に思われるかもしれないが、実は時代性にあわせて絶えず進化しており、また地域による違いも大きい。東京の老舗・東礼自動車が導入したバス型霊柩車は、コンパクト葬など少人数化のトレンドに対応する試みである。
《最新レポート》
●大草原の小さな家!?日野全輪駆動トラック
北海道に、全輪駆動大型トラックをベースに、手作りの家を架装したユニークなトラックが存在する。この“家”のベースシャーシーとなったのが、日野自動車の全輪駆動3軸大型トラックである。
《粒選りの話題から》
【イベントレポート】
オートモーティブワールドに見る商用車新技術/2021NEW環境展の車両達/第17回スマートエネルギーウィーク
・モリタの新型消防車用キャブ
・タダノの700トン吊りオールテレーンクレーン
・EVモーターズ・ジャパンのe-トライク/自動車メーカーが提案するカスタマイズカー
・後続車無人隊列走行の新展開/UDトラックス エクストラマイルチャレンジ
・新 はたらくくるま この1台 ホンダT360/T500
・NEW MODEL いすゞフォワード&エルフ/日野デュトロ/トラック・タクシー用の車載型オゾン発生器
《連載》
・Working Vehicles Museum 趣味の“はたらくくるま” 地産地消を目指した?ソ連の戦後型蒸気自動車
・はたらくくるまのスケッチブック 大型セミキャブオーバートラック考 ほか
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