ワーキングビークルズ 87号 (2024年12月5日発行) 定価1,210円 (本体1,100円+税) A4判 56ページ ISBN 978-4-89980-687-5 |
【主な内容の紹介】
◆日野プロフィア2024年モデル登場
日野プロフィアが6月に改良を受け、安全システムを強化するとともに12速AMTの“Pro Shift”搭載車は変速制御を最適化した。ところが取材を行う中で、プロフィアのPro Shiftには、知られない間にもっと大きく本質的な改良が行われていたことが判明した。日野自動車の開発担当者に取材するとともに新型プロフィアに試乗し、大幅に向上した運転フィーリングを体感した。
◆ジャパントラックショー in 富士スピードウェイ
10月27日に、多彩なトラックや架装、用品が展示されるジャパントラックショー in 富士スピードウェイが開催された。5月にパシフィコ横浜で開催されたジャパントラックショーに対し体験型イベントに位置付けれており、展示のほかトラックがサーキットを走行するパレードランや、新型トラックの同乗試乗などが行われた。
◆ジャパンモビリティショー“ビズウィーク”開催
隔年開催が定着しているジャパンモビリティショー(旧東京モーターショー)。今年は裏年にあたるが、新たな試みとしてビジネスイベントに特化した“ジャパンモビリティショー
ビズウィーク2024”が10月15日から3日間開催された。出展者や展示内容はこれまでと一変しており、パネル展示が中心。またスタートアップ企業などが参加した。車両は原則1社1台の展示となったが、その中から“はたらくくるま”の話題をお伝えする。
◆消防自動車博物館が筑西市にオープン
本誌No.66で訪問した千葉県の消防自動車博物館が、茨城県筑西市にあるザ・ヒロサワ・シティにあるテーマパーク「ユメノバ」に移転しオープンした。千葉当時から国内最大級の私設消防博物館として知られていたが、貴重な保存車両27台のほかユニフォームなど関連装備も含め、展示規模が大きく拡大した。
◆UDトラックスの運転競技会 エクストラマイルチャレンジ
UDトラックスは2015年からグローバルでドライバーやメカニックなどが技術を競うイベントを行っている。このほど運転技術競技「エクストラマイルチャレンジ」と整備技術競技「現場チャレンジ」のファイナルラウンドが上尾市のUDトラックス本社で開催された。世界各地の予選を勝ち抜いたチームが集い、クオンやクエスターの運転技術や整備技術を競い合った。
◆2024世界自動車博物館会議がトヨタ博物館で開催
トヨタ博物館を舞台に、世界の自動車博物館の専門家や所有者、コレクターを対象に隔年開催されている国際フォーラム・世界自動車博物館会議が開催された。会場では各種のセッションと意見交換が行われたほか、商用車を含む新旧車両の展示・走行会が開催された。
◆ZFに聞くAMT用の同心型クラッチアクチュエーター
MTをベースに開発されたAMTは、構造を共通化できるメリットがある一方で、ロボット機構としては必ずしも最適と言えない場合がある。一例としてクラッチ機構は複雑な構造で人間の足の動きを再現しているが、AMT専用とすることで大幅に簡素化できる場合がある。駆動系部品のスペシャリスト、ZFに取材した。
◆バッテリー交換式eCanter 京都で実証走行中
業務用に稼働するEVでは、バッテリー容量と走行距離・稼働時間の制約が長年にわたり課題であり続けている。ラストワンマイル物流から電動化が進みつつある中で、バッテリー交換式EVに再びスポットが当たっている。ENEOS、Ample、MKタクシーが京都市に共同で開設したバッテリー交換施設とバッテリー交換式に改造した三菱ふそうeCanterを用いて、ヤマト運輸などが実証実験を行っている。
◆欧州トラック最新情報
ドイツで2年に1回開催される世界最大規模の商用車ショーIAAには、最新鋭の車両や技術が出展される。近年は電動化がトレンドとなって久しいが、未だ技術は開発途上にあり様々な提案が試みられている。気になる車両をピックアップしてお届けする。
《粒選りの話題から》
・ボルボFH LNGトラクターが実証実験で運用開始
・エナ重機のスカニア+MOOG橋梁点検車
・イブニオンがEVのワンストップサービス開始/ケルヒャーの新展開
・THE TAXI 金沢の金箔タクシー/読者の写真から 台湾のタクシー2024夏
・NEW MODEL 日野デュトロZ EV/ホンダN-VAN e:
《連載》
・街で見かけた消防車9 1980年代の北海道の消防車
・はたらくくるまのスケッチブック42 大阪南港のGMCトラック群
・新はたらくくるまこの一台52 日産ディーゼル ビッグサム
・WVミュージアム 現金を輸送する戦士ラトニク ほか
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