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最新刊のご案内 バスラマ 213号 (2025年12月25日発行) 定価:本体1,650円 〈本体価格1,500円+消費税〉 A4判 96ページ ISBN 978-4-89980-213-6
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【主な内容の紹介】
●バス事業者訪問268
南海バス 南海ウイングバス
南海バスは大阪・堺市を中心に大阪府南部の広いエリアに路線網を展開するバス事業者で、2001年10月に南海電気鉄道から分離独立した。本誌では2005年2月発行のバスラマNo.88以来の訪問である。また同社は子会社として南海ウィングバス南部と同・金岡を設立したが、2022年4月に南海バスウィングとして統合している。南海バスの一般路線はコロナ禍の影響は残るものの堺市内は堅調な一方で、周辺部は地域の高齢が進んでおり、事業規模を見直している。また同社は金剛バス廃業を受けて、一部の路線を継承した。関西・大阪万博やインバウンド旅客の増加は、高速バスや空港連絡バスの追い風となっている。分離独立から25周年を迎えようとする南海バスを訪問し、一般路線の需要動向や高速・貸切事業など最新の状況を取材した。
同社の最新状況をご紹介する取材記事と併せ、保有車両をアルバム形式でご紹介する。また車両概要や保有車両一覧を掲載する。

河内長野駅前を走る南海バス
【特集】
第11回 バステク in 首都圏 開催!
10月31日に東京・海の森水上競技場で「第11回バステク in 首都圏が開催された。出展者は31社1団体を数え、電気バス9台を含む21台のバスが参加するとともに、最新のバス機器・用品、サービスなどバスに関わるあらゆる展示が行われた。また電気バス3台による公道試乗が行われた。なお本イベントは日本バス協会・中央技術委員会の連携イベントである。

バステクin首都圏の会場から
【レポート】
クロネコヤマトが人も荷物も 奥尻島の実証実験
北海道・奥尻島で、「クロネコヤマトの宅急便」が人も荷物も運ぶ実証実験を開始した。ヤマト運輸による客貨混載型の公共ライドシェアで、離島の交通空白を解消し、地域住民や観光客の利便性向上を図るという。奥尻島の現場を訪問し、地元発のアイデアをもとに地域の絆により実現した「しまねこワゴン」を取材した。併せて奥尻町が担う町有バス(路線バス)をご紹介する。

奥尻島の生活と移動を支える新提案、ヤマト運輸の「しまねこワゴン」
【レポート】
Japan Mobility Show 2025のバス
2025年秋に開催されたJapan Mobility Showは「ワクワクする未来を、探しにいこう!」をテーマに、自動車メーカーから様々な時間軸や切り口で未来への提案やコンセプトモデル、参考出品車などが出展されたが、バスの話題が豊富だったことが特徴である。日野といすゞは大型車を中心に最新鋭の車両を出展、また中国や韓国メーカーからも車両やコンセプト展示が行われたほか、自動運転小型バスなど最先端の車両も展示された。

JMSで初公開された日野セレガ次期モデル
【レポート】
世界最大のバス専門ショー Busworld 2025の会場から〈前編〉
2025年10月にベルギーで“Busworld 2025”が開催された。ブリュッセル開催となって3回目で、世界40カ国から559社、このうちバスメーカーは81社もの出展があり、約4万5,000人の来場を数える世界最大のバス専門ショーである。地元ヨーロッパを中心に、トルコ・エジプトなど中東や中国、ブラジルなどからも出展があり、最新鋭のバスの展示や新型モデルのお披露目が行われた。展示車はバッテリーおよび燃料電池によるゼロエミッション車電気バスが中心だが、前編ではディーゼルのニーズも根強い観光車をご紹介する。
◆無公害バス=ZEBの将来展望 ZEB国際会議2025の内容から
Busworldの会期中、並行してZEB(Zero Emission Buses、無公害バス)に関する国際会議が開催された。これは電気バスや燃料電池バスの普及によるゼロエミッション化を目的とするもので、車両やコンポーネントメーカー、関連サービス企業、行政や政策立案者、実際に車両を運行する事業者が一堂に集い、Busworldの実車展示と併せて政策・技術面の知見を深められるイベントである。ZEB会議を取材した。
◆リエージュ(ベルギー)散策 LRTと名物階段
会場から鉄道で1時間ほどのリエージュは、ベルギーワッフル発祥の地としても知られる。そのリエージュで、2025年4月から新たにLRTが走りだした。架線のない場所でも走行可能な車両を用いる新鋭LRTと、市内のバスをご紹介する。

Busworldの会場から
【レポート】
Station Aiのアクセスにトヨタe-Palette登場
名古屋市のスタートアップインキュベーション拠点“Station Ai”と名古屋駅を結び、トヨタ自動車の小型電気バス“e-Palette」が走り始めた。e-Paletteは2018年にコンセプトが登場し、東京オリンピック2020で活躍したが、このほど正式発売された車両である。
【レポート】
東急バスが渋谷駅周辺で小型電気バスによる自動運転の試験を実施
東急バスは静岡県の伊豆急行沿線を端緒に、横浜・川崎市内などで自動運転自動運転と遠隔監視の実証実験を行ってきた。このほど同社は渋谷駅周辺の交通量の多い繁華街で、自動運転実証実験を実施した。車両はトヨタハイエースをベースに、東急テクノが電気バス改造などを手がけた。

東急バスの自動運転小型電気バス
【短期連載】
私はバスのコレクター6
国内のバスコレクターをリレー方式で取材していく本連載、6回目はいすゞBXD20(1970年式)を保有するオーナーを訪問した。BXDは国産ボンネットバス最末期まで製造されたシリーズで最短の車両で、現存台数が少ない希少な1台である。この車両は旭川で開催されたバステクスペシャルin旭川に遠路滋賀から参加し、注目を集めた。
粒よりの最新レポート、連載ほか
●南房総市でカルサンe-JESTが運行開始
●こまくさ観光のさんさんバス―オープントップのローザ
●マジカル・テクニカからフルフラットシートの提案
●名鉄バスグループの最上級ツアー専用車LUVIA誕生
●人材育成の拡充とシステム化 WILLER EXPRESSの事業戦略
●日本バス協会中央技術委員会全国大会開催/ヒョンデのモビリティプラットフォーム初公開/JATA調査研究発表会
Osaka Metroのオンデマンドバスが営業エリアを大幅拡大/ジャパントラックショーの展示から
●各地のバスイベントから/あきよし号復活ツアー/グリスロに次世代タイヤ/どらなびEXPO/トヨタ博物館の走行会
●各地の新車から
●新・バスドライバーのひとりごと「吊革は命綱」
●海外連載記事
香港:香港の最高峰にダブルデッカーが復活/ブラジル:写真で振り返る歴史:ブラジル5地域のバスたち
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