バスラマ 39号
(1996年12月25日発行)



【絶版】
刊行時定価1,400円
(本体1,359円+税)
A4判 104ページ

ISBN 4-938677-39-3

 同一内容をPDFデータにて
提供しています。


CD-ROM PDF復刻版
定価1,080円(本体1,000円)
No.39およびNo.40を収録

【主な内容の紹介】

●ユーザー訪問
35
四国交通

 戦時統合で成立した徳島県西部のバスから再び分離した四国交通は、徳島県西部・阿波池田を中心に一部は隣県愛媛・新宮村に至る生活路線を運行している。保有台数は50台に満たないが、景勝地大歩危・小歩危をエリアに持ち、ボンネットバスによる定期観光は全国的に知られている。
 ボンネットバスを取材するとともに地域の移動を支える一般路線の現状、将来展望などを聞いた。また日野車を中心とする保有車両のアルバムや、ボンネットバスによる定期観光の乗車記、1975年と1980年に撮影したアーカイブスなど関連記事も豊富に掲載する。

いすゞ新大型バス“ガーラ”デビュー
 いすゞ自動車の大型観光バス・スーパークルーザーがフルモデルチェンジし、新たに「ガーラ」というネーミングでデビューを飾った。ガーラの特徴は一新されたボデーにあり、後部独立2枚窓の個性的なエクステリアと、強固なボデーにより欧州のロールオーバー基準ECE-R66に国産観光バスで初めて適合した高い安全性である。バリエーションはHD・SHDに新顔の2階建て風外観を持つGHD(グレースハイデッカー)の3タイプ。エンジンは従来からのV型10気筒に、V型12気筒が加わっている。

特集I 第2回ヨーロッパのバスを訪ねるバスラマの旅
 秋も深まりつつある季節に、「第2回ヨーロッパのバスを訪ねるバスラマの旅」が実施された。パリやロンドン、ルクセンブルクやオランダなどベネルクス諸国を訪ね、バスショーを2つ見学し、3カ所で低床バス・低公害バス・都市間バスを視察した。鈴木文彦氏の文章で綴る。

特集II 第45回バス中央技術委員会全国大会
 1996年11月19・20日の2日間、愛媛県松山市で日本バス協会主催のバス中央技術委員会全国大会が開催された。今回もバスの新技術、用品機器の使用評価などをテーマにした15項目の研究報告が行われたほか、バス機器・用品展示なども行われた。
 研究報告 ハイブリッドバスの使用状況について(横浜市交通局)/回転式バスガイド席(福井鉄道)/機器による燃料節約について(西日本鉄道)

●新しい高速バスで行く東京→長野の旅
 関越道の藤岡から伸びる上信越道が延伸され、小諸と長野道の更埴がつながって、東京と長野がショートカットされた。11月14日の道路開通から22日後の12月6日、新ルートを経由する昼行高速バス「池袋―長野線」が開設された。運行するのは西武高速バスと長電バスである。新路線に乗車するととも長電バスに取材した。併せて長野駅前で撮影した長電バスと川中島バスをアルバム的に掲載する。

●ノンステップバス導入を前に、いまシティバスが考えておくべきこと
 平成8年度末には国内のいくつかの大都市で、ノンステップバスの運行が始まる。当初予想されていたヨーロッパからの輸入車の試験的導入、続いて国産ノンステップバスの開発導入といったシナリオは、ノンステップバスの開発に拍車をかけたメーカーの力で書き換えられたようだ。今回の基本的なスペックはメーカー主導で練り上げられたと思われるが、その先の仕様はメーカーの経験が未知数であり、事業者の使用実績があるとも考えにくいため、利用者の立場で見た完成度の高さには一抹の不安は残る。最近のヨーロッパのノンステップバスに実例を求めながら、利用者の立場で評価する上での「正しいノンステップバスの見方」をまとめてみたい。

粒よりのレポート、連載ほか
●'96年冬 新型バスセレクション
●NEW MODEL トヨタコースター4WDリヤダブルタイヤ/三菱ふそうニューエアロスターMBECS III
●私の知っているバス達 大阪市営バスその3
●北陸鉄道でワンステップバス3車種16台導入/日野リエッセIIリフトサービスバスに新バージョン/伊勢崎氏で無料市内巡回バス運行開始/三菱自動車、DPFシステムを開発 ほか
●若手バスマン大いに語る 西武バス
●海外記事 香港:バスドライバーの運転教習
        オランダ:サトウダイコンで走るバス ほか
●新車一覧 東急バス(平成8年度) ほか

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